物流事業

 当社のグループ企業で物流事業全般を担うエーピー物流株式会社は、運輸安全マネジメントを策定し会社全体に安全意識の浸透を図るとともに、社員の安全に関する声に耳を傾け現場の状況を十分に踏まえ、全社員に輸送の安全確保が最も重要であるという意識を徹底しています。

 2005年(平成17年)のJR西日本福知山線列車脱線事故や近鉄バス転覆事故、JR東日本羽越線列車脱線事故など乗客や乗務員が死傷する事故が多発したことが運輸安全マネジメント導入のきっかけとなっています。これらの事故はヒューマンエラーに起因すると考えられ、経営陣の安全確保に対する関与や経営・現場間の意思疎通・情報共有などが不十分とされました。
 運輸安全マネジメントは、全ての運輸事業者において経営トップ自らが全社的な安全性の向上のための取り組みを主導し、ドライバーなど従業員と一丸となって安全の確保に取り組むため2006年(平成18年)に導入されました。
 運輸安全マネジメントの評価は「PDCAサイクル」が基本となっています。このサイクルは「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)」の4段階を繰り返すことで、品質や業務を改善する手法です。運輸安全マネジメントもこのPDCAサイクルの考え方を取り入れ、評価を継続的に見直して、改善を行いながら絶えず輸送の安全性を向上していきます。

 国内最大の合板生産量を誇る当社は、合板業界を牽引すべく秋田県産材をはじめ国産材の活用を推進しています。国産材合板を全国各地へと安全かつ確実に運びお客様に使用してもらうことは、国産材の利用拡大や地球環境の保護につながります。

 当社は「森林・林業基本計画」で策定された合板用材の国産材利用量年間700万立方メートルの目標をめざして「GO(合板)!700!」をキャッチフレーズとして掲げており、国産材の利用をさらに促進するため合板の活用方法を追求しています。
 そのためにも全国に「正確」かつ「安全」に国産材合板をお届けすることが求められます。エーピー物流では「安全運行はプロドライバーの誇り」を基本的な方針として掲げ日々の物流業務にあたっています。これからも全国各地に製品を安定的に供給しながら、日本の森林再生や地球環境の保護に貢献してまいります。

運輸安全マネジメント

 当社グループ企業で、物流産業全般を担うエーピー物流株式会社は、運輸安全マネジメントを策定して以下の事項を公表するとともに、全社一丸となって輸送の安全確保に努めてまいります。
 トピックス「安全運行はプロドライバーの誇り!~合板を安全にお届けします~」もご覧下さい。

輸送の安全に関する基本的な方針
  • 安全運行はプロドライバーの誇り
社内への周知方法
  • 方針・目標をパネルにし、社内に掲示する。
  • 朝礼・ミーティング等で繰り返し通達する。
安全方針に基づく目標(令和元年度)
  • 思いやり運転の励行
  • 人身事故ゼロの貫徹
  • 飲酒・酒気帯び運転の根絶
目標達成のための計画(令和元年度)
  • ヒヤリ・ハット情報の報告会を2カ月に1回行う。
  • 毎月、安全運転・思いやり運転について指導をする。
わが社における安全に関する情報交換方法等
  • 2カ月に1回、輸送の安全に関する意見交換会をドライバーと開催する。
  • ヒヤリ・ハット情報の報告をもとに、収集・分析を行い、情報を共有する。
  • 社長による安全指導を実施する。
わが社の安全に関する反省事項(令和元年度)
  • 取組状況のチェックを毎年4月に実施、問題点等の結果は後日発表する。
反省事項に対する改善方法(令和元年度)
  • 社内チェックにより把握した問題点について、必要な見直し・改善を行い、新年度に備える。

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