合板事業
合板とは、丸太(原木)をうすく切ったもの(単板)を木目が直角に交わるように重ねて、接着剤ではり合わせた板のことです。
木材は、古くから人間の生活と深い関わりを持ってきました。合板は、自然の木の利用しにくいところを製造の技術でカバーして、自然の木よりも強く幅広い、伸びちぢみの少ない優れた材料に作り上げたものです。
合板の構造
完成した合板(サンプル)
合板の特徴
- 重さのわりにその強さが大きい
- 広い面積にすることができる
- 伸びちぢみが少ない
- 切ったり、クギ打ちがかんたんにできる
- 面としての強さがあるので耐震性に優れる(ゆれに強い)
- 熱伝導率(熱の伝わり)が小さく・比熱(あたためる力)が大きい
- 電気伝導性(電流の流れやすさ)が少ない
- 音や機械的な振動(ゆれ)を吸収する
- 見た目やさわった感じが優しい
- 木材だからなごやかな感覚を与える
身近なところに使われている合板
合板で作られているものは、私達の身近なところにあります。天井や屋根、壁、床などの住宅を立てる時の木材(建築建材といいます)をはじめ、家具や自動車、楽器など、様々なものに合板が使われています。
秋田プライウッドでは、秋田杉などの間伐材を使った住宅建築資材を中心に、木の温もりと香りを活かした合板を作っています。
木が持つ自然な風合いが楽しめる、ぬくもりあふれる床材。たくさんの色や風合いを好みで選ぶことができます。
おもに床下地として使われる、厚さが24mm以上の厚物構造用合板。地震に対する性能が約1.5倍にアップします。また、家を建てる時に、根太(ねだ)という部品がいらなくなるので、大工さんの作業が楽になります。
おもに準耐火地域内の木造3階建て住宅や2階建て共同住宅(アパートなど)に使われる、厚さが28mm以上の厚物構造用合板。木で作られる合板としては初めて、45分の準耐火認定(火事になっても45分間耐えられる)を受け、火事に強いのがとくちょうです。
おもに耐力壁として使われる、厚さが24mm以上の厚物構造用合板。地震に対する性能が最高で5倍にアップします。また、今までよりも自由に家の設計ができるなど、良い点がたくさんあります。
表面がきれいなので、家の中の壁など、目に付くところに使われます。秋田杉のぬくもりにあふれた秋田プライウッドのオリジナル製品です。