
由利本荘市矢島町

国指定重要文化財
土田家住宅

土田家住宅は17世紀の建築と考えられている。

玄関を入った奥の土間に台所がある。

昭和59年に改修工事が行われたが 壁の一部はそのまま残されている。

日常生活の中心的役割を果たした「茶の間」。

柱を一間ごとに数多く建て住宅を支えている。1本のクリの大木から、4本の柱をとったと伝えられている。

柱にはチョウナで仕上げた跡が残っている。

上座敷は上客の接待に用いられた。

天井の竿縁(さおぶち)は、床の間に向けて流れている。

土田家住宅は、近世初頭の上層農家の形態を伝えている。