秋田県横手市下境

横手盆地に装飾豊かな神社が鎮座している。

貴船神社本殿
横手市指定文化財

貴船神社は平安時代「後三年の合戦」の際、新羅三郎義光が建立したと伝えられている。

本殿は、弘化四年（１８４６）に再建された。

妻飾りに力強い力士像の彫刻がある。

十二支の「子」（ね）。

四面に施されている十二支の彫刻は、それぞれ方角を示している。

１６本の槻（つき）の円柱で支えられた神社内部はしっかりとした木組みで安定感がある。

洗練された装飾彫刻が強く心に残る。