木づかいの宝

【第65回 2008年6月28日放送】

旧中村家住宅 岩手県盛岡市

旧中村家住宅 旧中村家住宅 旧中村家住宅
岩手県盛岡市 旧中村家住宅
国指定重要文化財
旧中村家住宅 旧中村家住宅 旧中村家住宅
城下町の入口付近にあった旧中村家には、防火用の壁「うだつ」が設けられている。 中村家は天明二年(1782)から呉服や古着の商いをしていた。
旧中村家住宅 旧中村家住宅 旧中村家住宅
正面には道路と平行して庇廊下があり、雨や雪でも客との応対ができた。 盛岡でも指折りの商家で、明治になって紫紺染本舗として繁盛した。 母屋は文久元年(1861)に建てられ、昭和49年に移築された。
旧中村家住宅 旧中村家住宅 旧中村家住宅
「通りにわ」の右側に部屋が2列に並び、大きな商家の典型となっている。 「かんざ」と呼ばれるこの部屋の天井は 吹き抜けで広い空間を持つ。 二つの神棚を設け、商売繁盛と家内安全を祈願した。
旧中村家住宅 旧中村家住宅
旧中村家住宅は、江戸時代末期の町屋の風情を伝えている。

旧中村家住宅
(きゅうなかむらけじゅうたく)


【住所】盛岡市愛宕町14−1
 (盛岡市中央公民館敷地内)

【連絡先】盛岡市中央公民館
 電話019−654−5366

【入場料】無料

【公開時間】9時から17時

【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日(12月から3月)、年末年始(12月29日から1月3日)