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北上プライウッド 結の合板工場、5月から本格生産を開始!

 北上プライウッド株式会社(井上篤博 代表取締役社長)は、当社を含むグループ4社の出資により岩手県北上市に2013年に設立されました。2014年4月に建設工事着手。工場建屋が完成し機械搬入を終えた2014年12月には木質バイオマスボイラーの火入れ式が執り行われ試運転を開始。2015年1月からは生産設備の安全・機能・性能を点検しながら試験操業を続け、3月にはJAS認定(日本農林規格)を取得。4月14日には記念すべき岩手県産材100%のJAS針葉樹構造用合板が初出荷され、5月からは本格的な生産を開始しています。


合板製造の様子


JAS針葉樹構造用合板

 新工場は「結(ゆい)の合板工場」と名付けられました。岩手県産材を中心とした国産材100%の合板を生産し、地域に育つ森林資源と全国のお客様を結び付ける工場として育てたいとの思いが込められています。また北上市はグループ会社が拠点を置く秋田市、石巻市、宮古市の東北3県の中心に位置する事から、各社を結びつける工場との意味もあります。



 結の合板工場は「白衣でも汚れない工場」を基本構想として建設されたため工場内は非常に明るく清潔です。現在48名(うち地元からの新規雇用者37名)の社員が日々の業務に精励していますが、新規雇用者のうち10名は秋田プライウッドで技術研修を受けました。また現在は技術指導者として3名の社員が秋田プライウッドから結の合板工場に出向し、生産技術の向上と管理部門の業務確立に向け日々奮闘しています。


吉田係長 単板部門を担当


松橋課長補佐 合板部門を担当

 


斎藤副本部長(写真左) 管理部門を担当


北上プライウッドの最新設備を視察した
  • 斎藤向浜第一工場長(後列左)
  • 成田向浜第二工場長(後列中)
  • 大津男鹿工場長(後列右)

 結の合板工場では岩手県産材を中心とする国産材を年間10万立方メートル以上使用し、国産材100%の合板を年間約330万枚(一般住宅約1万棟分)生産する予定です。地元の森林を有効活用することで企業理念である地球環境の保護と住環境を充実させ、地域住民の雇用拡大と地域経済の活性化への貢献を目指しています。



 秋田プライウッド株式会社は新たに仲間に加わった結の合板工場やグループ各社と共に、日本の国土の7割を占める森林の活用に積極的に取り組み、2020年までに日本の木材自給率50%の達成を目標とするAKG50作戦を更に推進していきます。

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