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今井敏林野庁長官が向浜工場をご視察されました!

 平成28年1月22日、今井敏林野庁長官を始め、林野庁と秋田県農林水産部の方々が向浜工場をご視察されました。今井長官は前日21日、秋田県主催の秋田林業大学校特別公開講座に出席され、研修生や林業従事者、自治体関係者ら約280人へ向け、「日本の森林・林業について」と題してご講演もされました。今井長官は、国内の森林蓄積量の増大や技術革新が進む生産現場の現状を紹介し、木材自給率の更なる上昇に向けた課題などをお話されました。また近年は、林業現場で女性や若者の活躍機会が拡大しているなど明るい兆しが見られると強調し、「地方は若い力を必要としている。知識や技術を高め、大いに活躍してほしい」と力強いエールを送られました。

 工場内のご視察に先立ち、菅原常務取締役から当社の国産材活用の実績や生産状況、森林事業部の活動内容について、また工場から出る端材等を燃料として向浜工場の約75%の電力を賄う、木質バイオマス発電(平成元年稼働)についての説明を行いました。そして、近隣に売電を目的とする木質バイオマス発電所が建設中である事から、合板の原料となる国産材の入荷に懸念が生じている事をお伝えしました。

 今井長官からは先日のご講演でもお話された通り、農林漁業を中心に地域活性化を進めるには若者の雇用と成長が重要であるとのお考えのもと、来年度の採用予定や社員の勤務体系などについて質問がありました。


菅原常務取締役(右)


今井敏林野庁長官

 

 その後工場内に移動し、原木置場から蒸煮室、昨年導入した内装用単板が取得できる新型ロータリーレースで剥いた単板の品質、乾燥工程、接着工程、仕上工程と順を追って全ての工程をご覧になりました。今井長官からは合板製造に適した樹種に関しての質問などがあり、時間の許す限り熱心にご覧頂けました。





 秋田プライウッドは秋田県産材を始めとする国産材を積極的に活用することで、林野庁が推し進める「森林・林業再生プラン」のもと、2020年までに日本の木材自給率が50%を達成するよう努力していきます。また、林業で女性や若者が活躍できるよう後押しすることで地域活性化に貢献し、緑豊かな地球環境を守りながら、資源循環型社会の実現を目指していきます。

 

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