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木育グッズを通して木と合板へ親しみを。

 「もくいく」という言葉をご存知でしょうか。木材に対する親しみや木の文化への理解を深めるため、材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶ教育活動を「木育」と呼んでいます。当社の井上 篤博 代表取締役社長が会長を務める日本合板工業連合会では、子ども向け木育用絵本「木のはなし」を製作し、子ども達が木を身近に感じられるよう普及に努めております。

子ども向け木育用絵本「木のはなし」

 

 「木のはなし」は、身の回りの合板製品や合板ができるまでの過程、木材資源の循環などがわかりやすくまとめられ、子どもだけでなく大人にとっても学ぶ事が多い内容になっています。

 木を大切にするとは、木を放置するのではなく積極的に利用していくことを指しています。当社は森林環境事業に取り組み、素材生産から国産材合板の製造まで一貫したビジネスモデルを実践することで、森林資源の循環に貢献してまいります。

木の循環

当社が取り組む【森林環境事業】
加工が難しいとされている間伐材も加工可能な当社が「植える」→「育てる」→「収穫する」→「使う」を繰り返し実践することで、国内の森林保全、地球環境の保護に大きく寄与します。

 
@木をすぐに燃やすのではなく、合板等の木材製品にして長く利用する
(木材の100%活用)
A合板等の利用が終わったら回収し、リサイクル木材製品の原料として活用する
(木材の200%活用)
B再利用できなくなったら最後に燃料として活用し、電気や熱などを供給する
(木材の300%活用)
木質バイオマス発電の電力を利用し、再び製品へ

 秋田県は全国一のスギ人工林面積を持ち、県土の72%を森林が占めるなど、全国でも有数の林業に密着した県です。合板の製造を通じて木を300%活用し、地域の森林を正しく循環させる当社の仕事が「日本の森林再生」と「地域社会への貢献」につながるということを秋田の次世代を担う子ども達にもっと知ってもらうため、子ども向け木育用絵本「木のはなし」をはじめ、文房具など素敵なノベルティグッズをご用意しております。

 ノベルティグッズは秋田でのイベントや工場見学に訪れた子ども達へ無償でお配りしておりますが、皆様から大変ご好評をいただいているため、その都度お渡しできる数に限りがございます。ご希望の方は、お手数ではございますが当社までご一報ください。

 平成30年7月1日(日)、秋田県由利本荘市の国登録有形文化財「旧鮎川小学校」が「鳥海山 木のおもちゃ美術館」に生まれ変わり、新たな木育活動の場としてオープンしました。木が持つ魅力を最大限に活かした五感で楽しめる美術館とあって、木育事業の推進や地域資源を活用した新たな産業の育成を期待されています。多くの森林資源を有する秋田県では、由利本荘市をはじめとした各自治体でも木育活動を推進する動きが活発化しています。

秋田魁新報 平成30年6月30日(土)掲載

 当社は、子ども達が木に親しみを覚え、合板の知識や木材を使うことの大切さへの理解が深まることを願い、これからも積極的に木材利用を実践し、木育活動を推進していきます。また、国内トップの合板生産量を誇る企業として、資源循環型社会の実現を目指し、その社会を未来に引き継ぐことで、かけがえのない地球の自然環境を守ってまいります。

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