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「山の日」に感謝を込めて。当社は「山」とともに歩み続けます。

 8月11日の「山の日」は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的として、平成28年1月1日に改正祝日法が施行され、同年より国民の祝日となりました。日本人は古くから山に畏敬の念を抱き、森林の恵みに感謝し、自然とともに生きてきました。秋田藩初期の家老であった渋江内膳政光(しぶえないぜんまさみつ)は、「国の宝は山なり、(中略)山の衰えはすなわち国の衰えなり」として、秋田杉の保護と育成に尽力しました。


社有林「アキプラの森 横手」


社有林「アキプラの森 鳥海」

 

 はじめて「山の日」が世間で意識されるようになったのは、昭和36年の富山県立山で行われた登山大集会において「山の日をつくろう宣言」が発表されたときでした。しかし、新たな国民の祝日制定には、国民と国会による多くの賛同が必要です。「山の日」は50年以上の時を経て、全国山の日協議会をはじめとした多くの人々の山に感謝する想いが実り、制定に至りました。



 

 過去に類を見ない大雨被害や土砂崩れなど激しい自然災害が続く昨今、放置されて荒れた森林が問題になっています。管理の行き届いていない森林は木々が密集して下草が育たないため、土壌流出を起こし、災害が発生しやすい危険な森林となってしまいます。対して、適切に管理された森林は陽射しが入り、下草が育つことで高い治水能力を持つことができ、川の増水を抑えて土砂災害防止に効果を発揮します。そのため、育ちすぎて放置された森林を適切に管理することで、森林の再生を進める必要性が全国的に高まっています。

 森林管理の中で収穫される間伐材は加工が難しいとされていますが、当社では間伐材も加工できるため、木を有効利用しながら日本の森林再生に大きく貢献してまいります。当社の森林事業部は、伐採技術に加えて高性能林業機械を駆使した効率的な森林管理を実現することで、森林のプロフェッショナルとして計画的な森林経営を実践しています。

 




 

 当社は日本一の生産量を誇る合板を中心としてフローリングや建材加工、木質リサイクル事業など木に関するあらゆる事業を展開しています。苗木の育成、植林による原木の生産から国産材合板の製造まで一貫したビジネスモデルを目指す当社では、「山の日」に日頃から恩恵を受けている山との繋がりを再認識し、感謝の気持ちを新たに森林再生へ向けて邁進していきます。



 

 国産材を積極的に活用することは日本の森林を再生させ、守ることにつながります。当社では国産材の利用を推進し、2025年までに日本の木材自給率50%以上を達成することを目指して、あらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)を活用する「AKG50作戦」を実践しています。この取組みによって林業を活性化し、森林の循環を促すことで日本や秋田の森林を健全な状態へ再生させ、山を豊かで元気にすることへつながります。

 


AKG50作戦を周知するシールを製作!

 

 山の日は恵みを与えてくれる山へ感謝を表し、山での作業の安全を願う日でもあります。豊かな森林を育む山々が私たちの生活や健康に欠くことのできない国民の財産であることを再確認し、山との深いかかわりを改めて考えてみましょう。
 「山の日」を迎えるにあたり、当社は山への感謝の想いと畏敬の念を新たにしながら、秋田県産材をはじめとする国産材の活用を推進し、日本の森林の再生、地域の活性化に貢献してまいります。

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