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「森の合板工場」森の合板協同組合をご紹介!

 秋田県は全国一のスギ人工林資源量を持ち、日本三大美林にも数えられる秋田杉が有名です。しかし、同じく国産木材として人気の高いヒノキは気候的な要因もあり秋田県には少なく、県内のスギ人工林の10000分の1ほどの面積しかありません。一方でこのヒノキに恵まれ、国内有数のヒノキ人工林資源量を誇る岐阜県にセイホクグループ各社と岐阜県の林業団体が協力して2008年に設立したのが「森の合板協同組合」です。

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 森の合板協同組合は全国で初めて山間地に設立した国産材100%利用の合板工場で、地元のヒノキ・スギ・カラマツなど豊かな森林資源を合板の原料として有効活用しています。森の合板協同組合の年間合板生産量は300万枚を越え、原木の消費量は約10万m³ほどであり、この消費量は岐阜県で生産される丸太の約3分の1に相当します。

森の合板協同組合「森の合板工場」
合板製造の様子

 


合板製品「森のヒノキ」を
利用した壁・キャビネット


合板製品「森のヒノキII」
展示会用パーテーション

 

 戦後の日本では東南アジアなどの熱帯林を伐採した木材(南洋材)が多く輸入されていましたが、過剰な伐採が続いたため森林資源が減少し、地球温暖化など環境への影響が大きな問題となっています。それに対して、日本では戦後に植林された森林が大きく育ち、木材として利用される時を迎えています。育ちすぎた森林は荒れやすくなってしまうため、当社も含め合板業界では国産材利用へ原料転換を図りました。森の合板協同組合は合板製造に利用する原木をすべて国産材でまかなうことを前提として設立されたため、地球環境に貢献するだけでなく、地域林業の活性化と地域経済の発展にも貢献しています。

全国で初めて山間地に建てられた合板工場
地域の森林資源を効率的に利用

 2016年に閣議決定された「森林・林業基本計画」では年間600万m³の国産材利用が合板業界の目標として定められました。日本最大の国産材合板メーカーである当社では(A)あらゆるところに(K)国産材(G)合板を利用して木材自給率50%を達成する「AKG50作戦」を推進し、原料転換にとどまらず、国産材合板のさらなる可能性を追求しております。

 昨今、地球温暖化対策に関する国際的な枠組みである「パリ協定」や持続可能な開発のための国際的な目標「SDGs」など地球環境の保護に関わる世界的な取り組みが大きな注目を浴びています。当社を含め合板業界では先達から受け継いだ豊かな日本の森林資源を活用して森林の循環を促し、人と自然が共生する持続可能な循環型社会の形成を推進することで地域社会の発展とさらなる地球環境の保護に貢献してまいります。

 

■関連リンク
  ・森の合板協同組合
  ・2018.10.29 社員の安全を考える「第5回セイホクグループ安全担当者会議」を当社で行いました。
  ・2015.10.20 森の合板協同組合の岐阜県東濃産材合板が全国育樹祭に使用されました!
  ・2015.6.4 祝!北上プライウッド 結の合板工場 竣工披露!   

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