アビリンピックあきた2025で当社社員が秋田県知事賞を受賞!

 2025年7月10日、障がいのある方々が日頃培った技能を互いに競い合い職業能力の向上を図る「第24回秋田県障害者技能競技大会」が「にぎわい交流館AU(秋田市)」を会場に開催されました。この大会は「アビリンピック」という通称で親しまれており、「アビリティ」(ABILITY・能力)と「オリンピック」(OLYMPICS)の2つの言葉から成っています。各競技の種目ごとに第1位から第3位まで入賞者が決まり、表彰状(金賞・銀賞・銅賞)及び記念品が贈呈され、特に優秀な成績を収めた入賞者には秋田県より「県知事賞」が贈られます。
 当社社員、佐々木壮(ささき そう、入社4年目、秋田県立支援学校天王みどり学園卒)が「木工(A)」競技に出場し、「金賞」及び「県知事賞」を受賞しました。

 アビリンピックは年齢や性別、障がいの有無に関わらず、働くことを通じて一人ひとりが持てる力を発揮するための総合的な支援を行う「独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)」が主催となり開催しています。

障害者技能競技大会(アビリンピック)の詳細はこちら ※外部リンク

 「木工(A)」はのこぎりやかなづちなどの手工具を用いて120分の競技時間内に作品を完成させる競技で、当社社員の佐々木と秋田県立能代支援学校の小林美羽さんの2名が出場しました。今大会の課題は「蓋のない箱(サイズ:幅250×奥行350×高さ75mm)」の製作で、加工には「のこぎり・のみ」等を、組み立ての微調整には「かんな」、穴あけには「ボール盤」を使用するなどの条件やルールを守り完成を目指します。寸法精度や出来栄え、作業時間が評価のポイントとなります。
 課題は約1か月前にホームページで公開され、佐々木は自宅で図面を元に何度も試作を繰り返して今大会に臨みました。基本動作や作業手順なども審査対象とあって正確な工具の扱いや製作手順が求められる中、各工程で正確な作業を心掛けながら作品を仕上げていきました。

天王みどり学園の恩師たちとの再会もあり良い緊張と集中を保つことができた佐々木

 閉会式では各競技の表彰が行われ、金賞・銀賞・銅賞の各入賞者が発表され、迎えた「木工(A)」競技の結果発表で佐々木が金賞を受賞しました。全ての入賞者がメダルを授与された後、最後に「県知事賞」が発表され「写真撮影」部門の出場者と「木工(A)」に出場した当社の佐々木の2名が栄誉にあずかりました(別途、県知事の推薦が必要)。「金賞」受賞者は2025年10月17日~19日にかけて愛知県国際展示場Aichi Sky Expoを会場に開催される全国大会「第45回全国障害者技能競技大会アビリンピック2025(主催:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)」に出場することができます。

「県知事賞」を授与
お互いに健闘を称えあった佐々木と小林美羽さん
佐々木が製作した課題「蓋のない箱」

 「アビリンピック」は障がいのある方々の職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障がいのある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として開催されています。当社は「合板事業」を中心に「住宅事業」「森林環境事業」など「木」に関するあらゆる事業を展開している中で、能力や個性が異なる社員一人ひとりが活躍できるよう適材適所に配置し、組織としてのパフォーマンスが向上するよう努めています。
 当社は今後も県内企業や秋田で働くことの魅力をアピールしながら持続可能な秋田県を目指して、県内就職の促進、若者の県内定着に貢献して参ります。

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