マレーシアで三国合板合同会議が開催

 2025年9月18日、日本・インドネシア・マレーシアの3カ国による「第25回三国合板合同会議」がマレーシアのサラワク州ミリで開催されました。マレーシアはサラワク木材協会(STA)とサバ木材産業協会、インドネシアはインドネシア合板協会(APKINDO)、日本からは日本合板工業組合連合会(日合連・JPMA)と日本木材輸入協会(JLIA)の5団体から総勢30名が参加し、各国の経済状況や合板・原木事情が話された後、3カ国の意見交換が行われました。

 当社社長の井上篤博が日本合板工業組合連合会会長として日本の合板業界を代表し「合板という共通の商品を通じて互いをライバルと認識しつつ、時にパートナーとして三国の成長を目指していきたい。我々三国はもとより、世界の持続可能な森林のために有意義な時間と交流の場としたい」と挨拶し、さらに協力関係を深めていく旨を述べました。

終始穏やかな中で進んだ会議
今後の連携に向けて手を取り合う三国の代表者
(左から2番目が井上会長)

 ロシア・ウクライナ、イスラエル・ガザでの戦争、アメリカの関税政策による世界経済への影響などによる国際的な不安定は続いていますが、今回は三国の実情が話され各国が認識し合うことで、相互の立場を尊重する良好な雰囲気で会議が進みました。今後も三国は合板業界を盛り上げるライバル・パートナーとして情報共有を継続していくことが確認されました。
 当社はこれからも『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守り、森林資源、木材産業の持続可能を目指して木材利用の拡大に努めてまいります。

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