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昨年に続き秋田林業大学校からインターンシップ研修生を受入れました!

 2015年4月に開校し今年で2年目を迎えた秋田林業大学校から、元気な研修生3名が当社にインターンシップに訪れました。秋田林業大学校では、「国の宝は山なり、山の衰えは即ち国の衰えなり。(秋田藩家老、渋江政光)」を理念とし、実践的で実務重視のカリキュラムや少人数制の研修により、社会や企業が求める専門的な技術を持ち地域を支える「若い林業技術者」を養成しています。

平成29年度 研修生募集パンフレット

平成29年度 研修生募集パンフレット(美の国あきたネット)

 今年当社を研修先に選んでくれたのは、昨年から1年以上に渡り秋田林業大学校で研修を重ねてきた2年生3名です。研修期間はそれぞれ違いますが、11日間から19日間と長期に及びました。今回のアキプラトピックスでは、研修当初に行った「森林事業部 伐採現場研修」を取り上げます。

 研修生は早朝、森林事業部事務所前に集合し、持ち物確認と安全確認をした後、社用車で研修の舞台となる山林へと向かいます。伐採現場には当社の森林事業部員によるチェーンソーと、グラップル等の高性能林業機械の音が響き渡ります。

 まずはチェーンソーを使っての伐倒作業です。学校でも伐倒経験はありますが、実践的な場面では初めて。緊張の中にも真剣な眼差しで作業に当たります。受け口の作り方、くさびの入れ方等々次々と課題が出て来ます。


研修生の中で紅一点 佐々木 聖香 さん


昨年も参加してくれた 佐藤 晋也 君

 


元気いっぱいな 佐藤 陽 君


見事な切り口です

 

 続いて伐倒した木を所定の長さへ玉切り。こちらも実際の作業は勝手が違います。一本一本が用途に応じて姿形を変え、合板になったり柱になったり集成材になったり。付加価値を付けてお客様の所に届きます。


玉切りでは、規格に沿った
正確な測尺とマーク付けが大切です


チェーンソーの切れ味を左右する
「目立て」も重要な作業です

 

 そしてグラップルによる集材作業。学校で免許は取得しましたが実務経験はまだまだ。次の工程も視野に入れ、より生産性が上がるように考えながらの作業が重要です。



 

 最初は緊張でガチガチだった研修生も、作業が進むにつれ笑顔が見られました。当社の森林事業部社員とは年齢が近い事もあり、すぐに打ち解けられたようです。

 今年改定された森林・林業基本計画では、合板業界の国産材原木消費量を2025年までに600万立方メートルとする事が求められています。この目標を達成するためには、原材料となる原木の安定供給が必要不可欠となります。

 山側の素材生産現場では、担い手の確保や作業の効率化など課題が山積しています。また今後は主伐に伴う再造林作業も増えてくるため、施業の効率化を指導出来る人材の育成が重要となってきます。



当社の森林事業部員も指導に熱が入ります

 今回研修に訪れてくれた3名は、来年3月に秋田林業大学校を第一期生として卒業し社会へ飛び立ちます。秋田の林業と木材産業を支える人材となれるよう、残りの学校生活を充実したものにして下さい。秋田プライウッドはこれからも秋田林業大学校と協力し、将来を担う若い林業技術者の養成に努めて参ります。

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