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井上篤博社長が「TPP11協定発効記念式典」に出席!

 2019年1月19日(土)、TPP11協定(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)の発効を記念して、総理大臣官邸を会場に「TPP11協定発効記念式典」が開催されました。式典には安倍晋三内閣総理大臣をはじめ歴代の交渉担当者や11ヵ国の閣僚、大使、経済団体の代表者など約120名が参加し、当社の代表取締役社長の井上篤博も日本合板工業組合連合会の会長として出席しました。

安倍晋三内閣総理大臣と当社の井上篤博社長

 安倍首相は挨拶で「自由貿易の歴史に新しい章を開くことができたことを皆で喜びあいたいと思います。TPPはまさに21世紀の経済秩序及び貿易ルールのモデルになるものです。」と述べられ、この協定によりアジア・太平洋地域の輝ける未来が切り開かれ、さらなる繁栄につながることへの期待をお話されました。また、自由で公正なルールに基づく貿易圏の拡大に尽力された交渉官をはじめ、多くの関係者に対し謝意を表しました。


11ヵ国の閣僚と安倍首相


謝意を表明する安倍首相

 

 TPP11協定の発効により、合板市場においてもさらに国際競争が本格化します。海外製品へ門戸を開くことになりますが、一方で、国産材合板を輸出し海外市場を獲得するチャンスでもあります。国産材合板を世界各国でご使用いただき充実した住環境が実現されるよう、当社は鋭意努力して参ります。



 

 当社を含めたセイホクグループでは、「木材のカスケード利用」に取り組んでいます。木材は汎用性が高く、その形状や性質・状態に応じて様々な形で多段的に利用し、最後まで余すことなく使い尽くすことができます。この「木材のカスケード利用」は、大気中の二酸化炭素(CO2)を長期間にわたって固定化させるため、地球温暖化の対策として非常に有効です。セイホクグループでは国産木材を300%活用することで地球環境の保護につなげて参ります。

セイホクグループが取り組む木材のカスケード利用(木材の300%活用)

 木材は吸収した炭素を固定化して成長し、伐採されて製品となり最終的に燃料として利用されるまで炭素を排出しません。さらに、燃やしたときに排出される二酸化炭素は成長時に取り込んだ炭素と同等であるため、化石燃料などと異なり大気中の二酸化炭素の増加を抑えることができます(カーボンニュートラル)。森林を伐採した後には植林をし、やがて木は成長とともに多くの二酸化炭素を取り込むことから、持続可能な森林経営を実践することでさらなる炭素の固定化につながります。

大気中の二酸化炭素を増加させない森林の循環の仕組み

 安倍首相は「TPP11協定の発効はゴールでは無く、ここからがスタートである」とお話されました。新たな加盟国が今後増える可能性も高まっており、この協定のメリットを各国が最大限に享受することでアジア太平洋地域の更なる繁栄につながることになるでしょう。秋田プライウッドはこれまで以上に国産材合板の利用を推進するとともに、安心できる住環境の提供に努め、木材のカスケード利用の大切さを世界へお伝えし、地球環境の保護に貢献していきたいと考えております。

 

■関連リンク
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 ・2019.2.25 双日グループによる「2019年賀詞交歓会」で井上篤博社長が取引先を代表して挨拶しました。
 ・2019.1.9 東京都合板組合連合会主催による「第48回 新年賀詞交歓会」が開催されました。
 ・2014.3.10 当社社長 井上篤博のインタビュー動画が公開されました。

   

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