秋田プライウッド株式会社

　2019年4月21日（日）、アジア初開催となる「第9回世界ラートチームカップ」が秋田県立体育館で行われました。2018年の世界ラート競技選手権団体戦で上位4カ国となったドイツ、スイス、日本、オランダの代表チームが世界一の座をかけて演技の美しさを競い合いました。

　

　

　

　日本代表選手4名の中には、開催地となった秋田県出身の選手が2名います。2018世界選手権で男子個人総合優勝に輝いた世界チャンピオン�煖ｴ靖彦選手（秋田県角館町出身）と、同じく2018世界選手権で女子直転部門4位に輝いた堀口文選手（秋田県秋田市出身）です。日本代表チームは全員がいずれかの種目で世界選手権入賞を果たしており、2018年の世界ラート競技選手権団体戦では3位を受賞しています。

　ラート競技はドイツ発祥のスポーツで「直転」「斜転」「跳躍」の3種目から成り立ち、直転と斜転の場合は実施点、構成点、難度点の合計が最終得点となり、跳躍の場合はそれぞれの跳躍において最高得点が決められており、そこから実施減点がなされて最終得点が出されます。

2018世界選手権　男子個人総合優勝
�煖ｴ靖彦選手の直転演技（秋田県角館町出身）

　

2018世界選手権　女子直転4位
堀口文選手の直転演技（秋田県秋田市出身）

　

　

　�煖ｴ選手は2018年から秋田ノーザンハピネッツ株式会社に所属し、秋田を拠点に全国各地でラート体験会やデモンストレーション演技の披露を行うなど、ラート競技の普及を目指して積極的に力を注いでいます。この度の世界ラートチームカップ開催にあたり、�煖ｴ選手は実行委員会事務局長として関係各所との調整や地元企業への協力依頼などに奔走し、念願の地元開催が実現に至りました。
　当社は、秋田に世界大会を招致した�煖ｴ選手をはじめ日本代表の皆様へ敬意を表すとともに、大会の成功を支援するため協賛させていただきました。

　大会当日、各選手が披露する世界トップクラスの演技に3101人の観衆が大いに沸きました。長身を活かした男性選手のダイナミックな動きや女性選手の身軽で華やかな演技に観客からは大きな歓声と拍手が贈られ、国の垣根を越えて多くの人々にラートの魅力が伝わっていました。

　

　試合は6ラウンド行われ、第4ラウンド終了時には日本がトップに位置していましたが最後にはラート発祥の地であるドイツが巻き返し、日本は惜しくも1ポイント差での準優勝となりました。日本は優勝こそ逃しましたが、多くの人々に感動を届け、世界第2位の栄光とともに秋田での世界大会開催という大きな功績を残しました。
　表彰式では各国代表チームの素晴らしい演技を讃えて観衆から大きな喝采が沸き起こり、選手たちは笑顔で声援に応え、選手たちも互いの健闘を讃え合っていました。大会終了後、�煖ｴ選手は「これだけたくさんの人が見に来てくれて。選手でいる間に地元で（開催）できるなんて、夢のようです。海外の選手、関係者もみんな本当に喜んでくれた。」と涙ながらに語り、悲願だった大会の成功を心から喜びました。

　

記念トロフィーが贈られ、大喝采で締めくくられた表彰式

　2019年6月13日（木）、大会成功の報告を行うためラート日本代表チームの�煖ｴ選手が当社を訪れました。大会当日の様子をまとめた写真や映像を見せていただき、「おかげさまで大会を大成功させることができました。本当にありがとうございました。」とお礼の言葉をいただきました。当社は、日本代表選手としてだけでなく第9回世界ラートチームカップ実行委員会事務局長として大会の成功に尽力された�煖ｴ選手へ敬意を表するとともに大会成功の喜びを分かち合いました。

�煖ｴ選手のサイン入り大会Tシャツをプレゼントしていただきました！

　日本ではまだあまり馴染みのないラート競技ですが、発祥国ドイツをはじめヨーロッパを中心に世界的な人気は高く、有名なエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」でも演目として採用されています。そんなラートのアジア初となる世界大会が日本の秋田で開催され、さらに代表選手のうち2名が秋田出身という記念すべき大会で、日本代表チームは準優勝に輝く偉業を成し遂げました。当社は、この大会で生まれた勇気と感動がラート競技の未来を明るく照らし、さらには開催地となった秋田の振興に大きく貢献してくれるものと信じ、さらなる発展を目指していただきたいと願っております。

■関連リンク
　・スポーツ支援活動
　・バスケット ノーザンハピネッツは来季もトップリーグで活躍！
　・サッカー ブラウブリッツ秋田2019シーズンホーム開幕戦！
　・ラグビー 秋田ノーザンブレッツに新メンバー11名が加入！