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2018年の木材自給率が公表されました

 2019年9月、林野庁から2018年の木材自給率が公表されました。2018年の木材自給率は36.6%となり、前年と比べて0.4%の増加で、2011年から8年連続で上昇しています。木材自給率は国内で利用される木材のうち国産材が占める割合のことで、日本の森林の再生や林業の発展を進める上で重要な指標のひとつです。

 

 一時は2割程度まで低下していた木材自給率ですが、国産材の利用が広く推進されたことで近年は上昇傾向に転じています。当社は森林・林業再生プランで策定された目標「2025年までに日本の木材自給率50%以上」を達成すべく、あらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)を活用する「AKG50作戦」を展開し、国産材合板の新たな活用方法を追求しています。合板製造を中心としてフローリングや建材加工、木質リサイクル事業など木に関するあらゆる事業を展開しながら、国産材を積極的に活用して参ります。


秋田市立体育館観客席


選挙ポスター掲示板

 


かみこあにプロジェクト展示作品


生け花流派「いけばな松生派」展示

 


チームラボアイライドアトラクション


ブラウブリッツ秋田エコステーション

 

 合板業界全体で目指している年間600万立方メートルの国産材利用のため、当社の向浜第一・第二工場(秋田県秋田市)と男鹿工場(秋田県男鹿市)では積極的に国産材の活用に取り組んでいます。日本最大の合板生産量を誇る当社は、合板業界の模範となるべく秋田県産材をはじめ国産材の活用を推進しています。
 また当社の森林事業部では、高性能林業機械を駆使して効率的な森林管理を行いながら、国産カラ松や少花粉杉等の苗木生産(コンテナ苗)に取り組むことで、森林のプロフェッショナルとして計画的な森林経営を通じて国産材利用拡大を強く推進しています。





 

 森林大国である日本は、先人たちの植林により森林は木材として利用可能な時期が訪れています。育った木は伐採して利用し、再び植林して育てていくことで森林の持続的なサイクルが保たれますが、全国的に使われずにいる木が多いためサイクルが滞っているのが現状です。
 また、森林土壌には雨水を浸透する力があり、河川の流量のピークを低下させたり、ピークを遅らせたりする働きがあります。適切に管理された森林には洪水を緩和させる機能があり、川の増水を抑えて土砂災害防止に効果が期待できます。

 

 国産材合板の様々な活用が全国的に広がったことによって、木材自給率は上昇しました。さらに国産材を利用することが森林の循環を促し、森林環境の保護につながっています。当社はこれからもAKG50作戦を推進し、国産材合板のさらなる活用を通して日本の森林再生と森林環境の保護、地域への貢献を果たしてまいります。

■関連リンク
  ・2019.9.6 かみこあにプロジェクトで当社の秋田県産杉合板がアート作品に!
  ・2019.5.10 創流100周年を迎えた「いけばな松生派」と当社の合板がコラボ!
  ・2019.4.10 統一地方選挙の掲示板には秋田県産材を利用した当社の合板が使われています。
  ・2019.1.4 秋田プライウッドオリジナルお菓子でAKG50作戦をアピール!
  ・AKG50作戦

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