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11月3日は「合板の日」 日本で最初に合板が製造された日です

 1907年(明治40年)11月3日は、浅野吉次郎氏が日本で最初に合板を製造したとされる日です。故浅野吉次郎翁が独自にロータリーレースを開発し、初めて合板を製造したことに敬意を表すとともに、森林林業・合板機械・接着剤・物流流通など合板産業に関わるすべての方々が合板業界とともに大きく発展することを祈念して2012年に「合板の日」が制定され、翌2013年に第1回「合板の日」記念式典が初めて開催されました。日本の合板産業の現在の隆盛を築いた浅野氏の功績を称える「合板の日」は今年で7度目を迎えます。

浅野氏の発明によるロータリーレース1号機
(日本合板工業組合連合会発行「合板100年史」より)



 2019年11月7日、第7回「合板の日」記念式典が東京都江東区の新木場タワーで多数の関係者が出席するなかで開催されました。式典では林野庁長官表彰が行われ、日本合板工業組合連合会に勤務する秋山禎孝氏が受賞し、当社の井上篤博社長が実行委員会の委員として表彰式のプレゼンターを務めました。秋山氏は日合連の前身である日本合板工業組合を含めて約60年間にわたって事務局を担い、構造用合板の開発と利用促進に多大なる貢献をされ、合板産業の発展に尽力されました。
 表彰後には、森林総合研究所の複合材料研究領域長である渋沢龍也氏が「日本における超厚物合板等の可能性」をテーマに記念講演を行いました。



 

 合板の国産材化が進む中で先行したのが24mm厚、28mm厚の構造用合板「ネダノン」です。ネダノンは当社も加盟する東京合板工業組合・東北合板工業組合の商品ブランドで、耐震性、耐火性、施工性、遮音性など、建物の基本性能を向上させる様々な製品シリーズがあります。
 従来の構造用合板は床の下に渡す横木「根太」を打って建築工事を行っていましたが、ネダノンは根太を省略できる床組として認定されています。ネダノンによって工期を短縮しながらも耐震性に優れた住宅を建設することが可能になります。
 ネダノンの開発は技術や原材料など、その時々の情勢に合わせた合板業界の技術開発の成果や時代への対応といえます。



 

 近年は国産材の利用が広く推進されています。当社は森林・林業再生プランで策定された目標「2025年までに日本の木材自給率50%以上」を達成すべく、あらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)を活用する「AKG50作戦」を展開し、合板の可能性を追求しながら、新たな活用方法を追求しています。


秋田市立体育館観客席


選挙ポスター掲示板

 


かみこあにプロジェクト展示作品


生け花流派「いけばな松生派」展示

 



マークを作成してAKG50作戦を広く周知



 「合板の日」を機に、日本の合板産業の父である浅野氏に思いを馳せるとともに、今日まで合板産業の発展に尽力された方々に敬意を払いながら、さらなる国産材合板の活用を推進し、日本の森林再生と森林環境の保護、地域への貢献を果たしてまいります。

■関連リンク
  ・2018.11.03 11月3日は「合板の日」。11月3日は「合板の日」。浅野吉次郎氏が日本で最初に合板を製造したとされる日です。
  ・森林環境事業
  ・AKG50作戦

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