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森林事業部ドローン講習〜作業の効率性と安全性の向上のために〜

 2021年7月15、16日の2日間にわたり森林事業部の社員2名が向浜工場でドローン講習を受けました。当社では今年の4月から現場での確認作業等にドローン導入を進めており、今回の操縦講習の開催となりました。東光産業株式会社(大館市)から専門講師をお招きして、基礎知識などを学ぶ座学と実際に飛行する実技教習の2部構成で講習は行われました。

 

 森林事業部事務所で行われた座学では、ドローンを安全に飛行させるために必要なポイントを学びました。基本構造やGPS機能などの機体についてや悪天候時は飛行しないなどの環境に関すること、操縦者とは別に監視員を1名以上配置するなどの操縦体制に関する基礎知識を学びました。特に飛行禁止区域の確認やバッテリーの取り扱いについては慎重さが求められることを強く意識しました。





 

 飛行練習はコンテナ苗の育苗ハウス前で行われ、飛行マニュアルに基づき実際にドローンを操縦しました。見晴らしが良いか、離着陸場所が確保できるかなどの飛行場所を確認した後、機体を離陸させます。飛行中はバッテリーの残量を随時チェックしながら操縦します。機体の動作や撮影の操作を一通り体験しながら練習を重ねました。





上空から見たコンテナ苗の育苗ハウス(写真)

 

上空から見たコンテナ苗の育苗ハウス(動画)

 

 今後は伐採現場や社有林でドローンを活用した作業を行っていきます。ドローンによる上空からの映像や画像によって、森林全体の生育状況や伐採の進捗状況、沢などの危険箇所を把握、確認することが可能となります。
 ドローンによって得られたデジタル情報を活用して、伐採作業のスケジュールや木の生育状況を管理し、さらに作業全体の効率を上げながらリスクマネジメントを行っていきます。

 

 森林事業部は高性能林業機械の導入による原木の素材生産や森林整備などを行っています。今回のドローン導入によって精度の高い森林情報の取得が可能となり、さらに現地での作業の省力化、効率化を図ることができます。こうした新技術を導入し、原木および苗木の生産から合板製造まで一貫した森林経営の強化をさらに推進して、林業・木材産業の成長産業化を率先して進めてまいります。

 

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