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11月3日は「合板の日」 日本で最初に合板が製造された日

 11月3日は浅野吉次郎氏が日本で最初に合板を製造したとされる日です。1907年(明治40年)に浅野氏が独自にロータリーレースを開発し初めて合板を製造したことに敬意を表すとともに、合板の良さを多くの方々に知っていただき、合板利用や需要拡大を図っていくことなどを目的に「合板の日」が2012年に制定されました。日本の合板産業の現在の隆盛を築いた浅野氏の功績を称える「合板の日」は今年で9度目を迎えます。

浅野氏が開発したロータリーレース1号機
(日本合板工業組合連合会発行「合板100年史」より)

 

 「合板の日」が制定された翌2013年に第1回の記念式典が初めて開催されて以来、合板産業に関わるすべての方々が「合板の日」を機にさらなる業界の発展を祈念してきました。
 その間、国産材の利用拡大に向けて構造用合板、型枠用合板、フローリング材等など製品開発が進められてきました。24mm厚、28mm厚の構造用合板「ネダノン」は、耐震性、耐火性、遮音性など建物の基本性能を向上させる様々な製品シリーズが開発されてきました。厚物合板を床や屋根に使うことで耐震性に優れた地震や台風に強い強固な住宅となります。





 

 当社の森林事業部は計画的な植林・間伐等の実施から国産材合板の製造まで一貫させることで森林資源を持続的に活用する森林経営を実践しています。森林資源の循環は、地球温暖化防止や持続可能な開発目標SDG、2050年カーボンニュートラル達成にむけて大きく貢献できます。
 今後は森林事業部を拡充させ苗木および原木の素材生産の能力向上を図り、中長期的な素材確保の体制を整えて、国産材合板を安定的に生産してまいります。







 

 最新の木材自給率(2020年)は41.8%と2011年から10年連続で上昇し約半世紀ぶりに40%台に回復しました。木材自給率50%の実現を目指して、国産材の利用をさらに高めるため、合板の可能性を模索しながら活用方法を追求しています。合板を中心としてフローリングや建材加工、木質リサイクル事業など木に関するあらゆる事業を推進していきます。
 日本の合板産業の父である浅野氏に思いを馳せるとともに、今日まで合板産業の発展に尽力された方々に敬意を払いながら、これからも国産材合板の積極的な利用によって、林業・木材産業の成長を促進し、地域への貢献を果たすことができるよう努めてまいります。

 

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