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秋田高専の海外学生招聘プログラムが行われました

 2019年12月24日(火)、国立秋田工業高等専門学校の学生と海外からの学生、教員を合わせて20名が「海外学生招聘プログラム」の一環として秋田プライウッド向浜工場を見学しました。このプログラムは秋田高専の国際化のため学生と引率教員を海外から招聘し、技術実習や文化交流を行うものです。今回は、地域における環境などに配慮した新技術の事例を学ぶために当社の工場見学が行われました。


 今回工場を訪れたのは、メキシコやシンガポール、タイなどから招聘された学生や教員です。見学の前に向浜第一工場ホールで、当社の概要や取り組みを説明します。森林資源を積極的に活用することの大切さを伝え、「木を使い、植えて、育てること」が森林の循環を促して森林の保全と再生につながり地球環境の保護に貢献できることを伝えました。
 その後会社紹介映像を上映してさらに当社への理解を深めていただいた後、4グループに分かれて工場の見学へと向かいました。


引率教員が同時英訳で
内容を伝えます


森林資源の循環について
図解を交えて説明

 


「サンプルを使い合板の構造を
丁寧に解説


間伐材「オリジナルなべしき」
を手にする学生

 

 先端技術や秋田固有の技術を体験するという目的で見学に臨んだ学生たちは、旺盛な好奇心を持って工場内を見学。見学中の各工程で説明が行われる度に、当社社員に熱心な質問が寄せられ、それらの質問には各グループに同行した通訳を介してしっかり対応することができました。









 

 工場見学後に行われた質疑応答では、植林された木が製品化するまでの年数、当社合板の海外への輸出量、社員の雇用状況などについて質問がなされました。工場内での質問やホールに戻ってからの質問には、今回の見学に対する参加者の高い目的意識が伺え、学生たちにとって充実した見学となったようです。





 

 TPP11協定(2018年12月30日発効)や日米貿易協定(2020年1月1日発効)により海外製品へ門戸が開かれ、今後さらに国際競争が本格化していきますが、同時に国産材合板を輸出し海外市場を獲得する機会でもあります。優れた国産材合板を世界に知ってもらうと共に、森林資源の循環による地球環境の保護への貢献も発信しながら、当社は国内最大の合板メーカーとして製品の安定供給と持続可能な社会の実現に向けてこれからも努めて参ります。


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