平成23年12月14日、秋田工業高等専門学校の物質工学科3年の学生45名と同学科の4年生8名の計53名の学生が、進路学習の一環として秋田プライウッド株式会社向浜工場を見学しました。

まず、研修室で当社取締役生産本部長菅原より秋田プライウッドの概要と沿革、合板の概要について説明を行いました。学生たちが使った机は合板を利用して作られており、実際に合板へ触れてもらいながらの事前学習です。
続いて、「アキプラの森から」という当社の事業内容や環境への取り組みについて紹介する映像を見ながら、企業理念などに理解を深めてもらいました。映像には社有林「アキプラの森」で育てられた木が合板になるまでの様子が記録されています。当社では合板となるまでに出る芯(剥き芯材)を木質ボードや紙の原料、ガーデニングに利用しています。大切な資源である木を無駄なく活用する環境への配慮を学生たちに紹介しました。

様子を記録した映像を見てもらいました。

利用した机です。
工場見学の様子
工場の中では実際に稼働している機械を見ながら、材料から製品になるまでの一連の作業工程を見学しました。木の皮や切れはしを廃棄せずに工場内にあるバイオマス発電施設で再利用していることなどを説明すると、メモを取る学生たちの熱心な姿が見られました。

聞いてくれました。

説明をしています。

ロータリーレースの様子。

JASマークは信頼の証です。
工場見学の後は事前学習を行った研修室に戻り、質疑応答の時間を設けました。学生達からは「金属探知機で金属が見つかった場合の対処は?」「JAS規格表示の読み方は?」「バイオマス発電で燃やした灰の最終処理方法は?」などと積極的に質問があり、普段中々見ることができない現場を見て合板に興味を持ってもらえたことを大変嬉しく思います。


今回のような工場見学を通して秋田プライウッドの環境への思いや仕事に取り組む姿勢を少しでも皆さんに理解していただき、進路のみならず今後の人生で何か役に立つことが出来れば幸いです
