平成24年2月29日に東北森林管理局にて「平成23年度国民の森林づくり推進功労者感謝状贈呈式」が開催されました。
秋田プライウッドは昨年に引き続き、国産材の積極的な利用を通した森林づくりや国産材の利用拡大が評価され「国産材利用推進功労者」として感謝状をいただきました。この感謝状は森林保全に関する様々な活動を通じて、森林づくりの推進に功績のあった企業や団体へ毎年度贈られています。

平成23年度は国連より国際森林年に定められた1年であり、当社では「A(あらゆるところに)K(国産材)G(合板)」を活用し木材自給率50%以上達成を目指すAKG50作戦を展開してきました。
平成23年度 AKG50作戦の取り組み(一例)



国産材は「植林」→「手入れ」→「利用」を繰り返し木材資源の循環を守る人工林から産出されています。そのため、国産材を積極的に活用することは、日本の森林を再生させ守ることに繋がります。
しかし、日本の木材自給率は26%(林野庁「木材需給表」より 平成22年度のデータ)と低く、「利用」だけを繰り返し荒廃の一途を辿る熱帯の天然林などから産出された輸入木材に頼っているのが現状です。環境省によると1990年~2000年の間に熱帯の天然林は毎年1420万ヘクタールもの面積が失われたとされており、そこに暮らす多くの動植物たちが住処を失い絶滅の危機に瀕しています。
地球環境の保護と熱帯動植物の生態系維持のためにも、国産材を積極的に活用する「AKG50作戦」を引き続き展開すると共に、日本の森林を育てる使命を持つ「国産材合板」を生産し国内の森林づくりに貢献していきます。