秋田大学の学生が秋田プライウッド向浜工場を見学しました

 平成24年5月24日、秋田プライウッド向浜工場にて秋田大学医学部の学生62名が社会医学(産業医学)実習の一環として工場見学を行いました。
 この工場見学の目的は当社の職場環境整備、作業者の疾病・災害予防に関する取り組み(産業保健活動)を理解するためです。

 工場見学に参加した学生たちには「公害対策」「事故予防」「メンタルヘルス」「生活習慣病」「筋骨格系健康障害」「呼吸器系健康障害」「騒音・振動」「有害化学物質」とそれぞれの8つテーマが設けられています。
 そのため、「騒音・振動」を調べる班は騒音計を持ち工場内の様々な箇所で計測したり、「有害科学物質」について調べる班は、品質管理室を訪れるなど、各テーマに合わせて当社の工場を見学しました。

工場見学の様子

学生たちは説明の都度、
メモをとりながら質問をするなど
意欲的に見学を行いました。
品質管理室ではシックハウス症候群や
その他健康問題を引き起こす
ホルムアルデヒド放散量のテストを
毎日行なっています。
作業車に長く乗っていると腰痛が
心配されます。そのため、当社では始業前の
ラジオ体操や作業中の軽い運動などで
身体をケアしています。
工場には大型の機械があります。
産業医指導の元、耳栓のついたヘルメットや
安全靴を着用し作業に臨んでいます。
合板に記されたJAS規格についての説明。
JASマークは信頼の証です。
厳しい品質管理の後に完成した合板を前に。

 見学を終えた後の質疑応答も活発に行なわれ、終始活気に満ちた見学会となりました。質疑応答後に学生たちから「労働安全衛生法に基づき従業員に対する安全管理が行なわれていることが分かった」、「普段みられない工場の内部を見て製造過程での環境に対する配慮を学ぶことができた」という感想が聞かれました。
 今回の見学が学習の糧となり、みなさんが産業医や医師として活躍する日を楽しみにしています。

 秋田プライウッドでは、安全で信頼性の高い製品をつくるため産業保健活動に取り組んでおります。人の生命を守る住環境と密接に係わる合板がこれからも「人と地球にやさしい」製品であるよう社員一丸となって国産材合板の生産を続けてまいります。

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