平成24年8月2日から3日にかけて全国森林組合連合会と農林中央金庫が主催する「森林組合トップセミナー・森林再生基金事業発表会」が開催され、当社社長 井上篤博が特別講演を行いました。
このセミナーは森林・林業の再生実現にむけた取り組みを、より一層促進していくことを目的にしています。

(当社社長の特別講演)

佐藤重芳全国森林組合連合会長の挨拶

河野良雄農林中央金庫理事長の挨拶

皆川芳嗣林野庁長官の挨拶
8月3日のセミナーで当社社長 井上篤博が行った特別講演は「我が国合板産業の現状と国産材への期待」がテーマです。「日本の木材需給状況」と「世界の森林及び丸太・合板消費量の現状と合板関税維持の必要性」、「地域材利用住宅への助成制度について」などを説明し、合板産業の重点課題とその改善への協力を呼びかけました。


当社では合板産業の重点課題である「国産材の利用促進」のためにAKG50作戦を展開しています。AKG50作戦とは「あらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)」を使用し木材自給率50%達成を目指す国内の森林再生のための作戦です。
戦後、日本では多くの木が植樹されましたが今では手入れもされずに荒れた森林となっています。AKG50作戦のように国産材を人が積極的に利用することが、荒れた森林の整備へ繋がります。
日本の森林を再生する役目を担う国産材のなかでも特に地場産の木材利用は、輸送に伴う消費エネルギーを減少させるため地球環境の保護に大きく貢献します。秋田県の地域材利用住宅への補助制度にはスギ乾燥製品をつかった住宅の新築に20万円を補助する「秋田スギの家普及促進事業」があります。
秋田プライウッドは今後も県産材をはじめとした国産材の活用を通して、日本の森林整備と林業の振興に貢献してまいります。