
秋田県立栗田養護学校から木の質感を活かしたカード立てを作るため、素材としてむき芯材を使いたいという依頼があり、当社の秋田杉のむき芯材を20本プレゼントしました。
むき芯材とは、合板をつくる上で丸太を桂剥きにしたときに最後に残る芯の部分です。当社ではこのむき芯材を「1本の木を300%活用するエコプロダクツ※1 」の一環として男鹿工場の潮風ギャラリーや、パーティクルボードをつくるためのチップなどに再利用しています。更に、再利用が難しくなったチップはバイオマス発電の燃料に利用し、再び製品を生産するエネルギーとして活用しています。
※1.「1本の木を300%活用するエコプロダクツ」
国産材合板などの製品を生産(100%)
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製造後に残ったむき芯材や端材、樹皮などをガーデニングやパーティクルボードに再利用(200%)
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再利用がむずかしくなった原料チップをバイオマス発電に活用(300%)
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その電力を利用し再び製品を生産
カード立てづくりの様子





出来上がったカード立てと共に、生徒の皆さんからお礼の手紙が届きました。
カード立てをつくる表情や、いただいた手紙から真剣にものづくりに取り組む皆さんの様子が感じられて、とても嬉しく思っています。
秋田プライウッドは今後も大切な資源である木を無駄なく活用すると共に、学生の皆さんが木に触れる機会を支援していきます。