
制作者
秋田公立美術大学
ビジュアルアーツ専攻
・木村剛士
・二宮 諒
・慶野結香
作品概要コメント
「それぞれの土地から秋田へ移って数ヶ月、ふとした瞬間に自分が今ここに生きている不思議を感じることがあります。私たちがここにいなければ、できなかったことがきっとある。今回は、私たちが住まう秋田市内と同じ地方の都市である大館を舞台に、人々が地域につどうことによって起こる変化を体感できる《上がることのできる隆起物》を制作します。この彫刻は、約5038分の1の縮尺で大館市を造形したディスプレイです。そして人があがるとその話し声や発する音に反応し、映しだされるものが変わりはじめます。四方を山(杉)に囲われた大館の地形にいだかれながら、自身がここに生きることを考えるきっかけになればと思います。」
秋田県産杉合板の使用について
「秋田の杉は建築資材は勿論のこと工芸文化にも大きく影響を与えてきました。文化的な部分において、手先の感覚で使用していた杉を身体全てで体感できる作品を目指し、秋田県産杉合板を使用させていただきました。」