当社は現在、向浜第二工場の一日も早い業務再開を目指し、全社員が一丸となって再建に取り組んでいます。社員一人一人が真剣に考えアイディアを出し合い、より安全で快適に働ける工場に、より生産性が高く品質にも細心の注意が行き届いた工場に、より環境対策が施され地域と地球に優しい工場に、そんな理想の工場を建設するため日々検討を重ねています。



来年2月完成予定の新工場は、自然の光と風を最大限に取り入れた明るくクリーンな工場となります。また全ての生産ラインへ最新鋭の機械設備を導入する事により、従来の厚物構造用合板専門工場から、国産材フロアー台板を始め、あらゆる国産材合板の生産に対応出来るようになります。そして向浜エリア全体の導線を見直す事により、原料の搬入から生産ラインを経て製品として出荷されるまでの効率性も追求していきます。


女性社員による検討会


今年改定された森林・林業基本計画では、日本の木材自給率を50%とする目標達成時期が5年間延長され2025年までとなり、合板業界の国産材原木消費目標量も年間500万立方メートルから600万立方メートルへと引き上げられました。

向浜第二工場が新工場に生まれ変わる事により、国産材合板の生産量は従来の1.5倍増が見込まれ、非構造用合板である国産材フロアー台板等を生産する事によっても、国産材利用の拡大に貢献出来るものと考えています。
当社は向浜第二工場の火災事故を真摯に反省し、安全管理の更なる徹底に努めながら、企業理念である「地球環境の保護と住環境の充実を目指して」、秋田県産材並びに国産材を主原料とする高品質な合板を、今まで以上にお客様に選んで頂ける形で提供する事に努めて参ります。