当社では地域の景観美化と地域の子どもたちの芸術文化活動を応援することを目的に男鹿工場の防音壁へ男鹿の子どもたちが作った絵画や作品を展示しています。2019年7月、今年も男鹿工場の潮風ギャラリーには男鹿市内6つの小学校と4つの中学校から提供いただいた独創性豊かな作品20点が並びました。子どもたちの自由な発想から生まれる作品はいずれも魅力にあふれ、その豊かな感性で全長300mにわたり道路を彩っています。
今年の作品一覧は潮風ギャラリーページへ掲載しています。



作品を飾っている防音壁には「むき芯材」を利用しています。むき芯材とは当社が合板を製造する上で丸太をかつら剥きにしていき、最後に残る芯の部分です。当社では防音壁の他にもガーデニングに活用したり、細かく砕いて木材チップにしたり、紙の原料となるパルプにしています。地球環境の保護を推進するとともに日本の森林の再生に貢献するため、木材資源を様々な用途で最後まで活用しております。


当社は潮風ギャラリー以外にも清掃ボランティア活動「船川港湾区域アダプト・ロード・プログラム」へ参加して地域の環境・景観の保全を目的とした活動を行なっています。また、地域の雇用を支えて経済活性化の一端を担うとともに、「なまはげ柴灯まつり」や「男鹿日本海花火」への協賛、「道の駅おが」への木材チップ提供など地域への協力を通して、活気にあふれ魅力ある街づくりに貢献したいと考えております。

アダプト・ロード・プログラム

男鹿日本海花火

なまはげ柴灯まつり

道の駅おがのドッグラン
今年で9年目となる潮風ギャラリーは、地域の皆様や県内外から訪れる観光客の目を楽しませるギャラリーとして2020年6月末まで展示を予定しております。工場の作業音が地域の皆様のご迷惑にならないようにと設置した防音壁でしたが、潮風ギャラリーとして活用することでこれからも地域の子どもたちの芸術文化活動を支援してまいります。




当社は国産材合板の製造を通して地球環境の保護に貢献するとともに、地域の皆様との多様な繋がりを大切にして今後とも地域へ貢献してまいります。毎年夏には多くの方が男鹿を訪れます。男鹿の様々な観光名所とともに、子どもたちの創造的な力作が並ぶ潮風ギャラリーもぜひご覧ください。

秋田魁新報 2019年7月17日(水)掲載