2021年2月12日から14日までの3日間「なまはげ柴灯まつり」が開催されました。まつりはみちのく五大雪まつりのひとつに数えられ、神事である「柴灯祭(さいとうさい)」と民俗行事「なまはげ」を組み合わせた男鹿の冬の風物詩です。
第58回を迎えた今回は、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、1日1000人の来場者制限を行い、行事の一部を中止や縮小し、通常2時間半ほどの祭りを1時間半に短縮し開催されました。

一部行事が中止または内容を変更されましたが、なまはげが家々で訓示を残す様子が見ることができる「なまはげ行事再現」、和太鼓となまはげを組み合わせた「なまはげ太鼓」、秋田が生んだ現代舞踏家、故石井漠氏が振り付け、息子の作曲家石井歓氏による作曲の「なまはげ踊り」など様々な行事が行われました。




「なまはげ太鼓」
コロナ禍の状況で、特別な気持ちで開催までこぎつけた地元関係者やボランティアなど多くの人たちを応援するため、当社は地元企業の一つとして、今年もなまはげ柴灯まつりを支援しました。


まつりのメインは、面を授かった若者たちが「なまはげ」と化して山に入る「なまはげ入魂」、そしてそのなまはげたちが山から真山神社境内へ下りてくる「なまはげ下山」です。松明をかざしたなまはげが山から下り、境内を練り歩く場面でまつりはクライマックスを迎えます。来場者はなまはげと距離を取りながらも勇壮に歩くその姿に魅入られ、圧倒されていました






当社の男鹿工場は、防音壁を利用した「潮風ギャラリー」での絵画の展示や、清掃ボランティア活動「船川港湾区域アダプト・ロード・プログラム」への参加などで地域の環境・景観の保全を目的とした活動に取り組んでいます。また、地域の雇用を支えながら経済の活性化の一端を担うとともに、なまはげ柴灯まつりや男鹿日本海花火など様々なイベントへの協力を通して、地域の皆様と共に地域づくりを行っています。
昨年2020年の12月には男鹿水族館GAOのホッキョクグマのユキに待望の赤ちゃんが誕生し大きな喜びに包まれました。ユキは当社の木材チップの産室で子育ての真っ最中です。



小中学生の絵画作品を紹介



ドッグランに木材チップを提供
ユネスコ無形文化遺産に登録された男鹿のなまはげは、国内はもちろん世界に誇れる伝統行事です。また困難な状況にある今の情勢にあって、無病息災と五穀豊穣などをもたらす神の使いであるなまはげ行事こそ願いを込めて開催したい行事です。
当社はこれからも地域の一員として、なまはげ行事を守り、次の世代へとつないでいく地域の皆様を応援し、ともに地域を盛り上げる企業であり続けます。
