潟上市立東湖小学校児童、秋田県立雄物川高校生徒が向浜工場を見学!

 当社では、次代を担う若者の育成を支援すべく、秋田県内の学校や研修機関からの見学依頼を積極的に受け入れています。
 2021年12月3日(金)、潟上市立東湖小学校の5年生11名が社会科の学習として当社の向浜工場を見学しました。秋田県内の工場で製品が生産される様子や工場内の仕事の様子など見学することで日本の工業生産を学習することが目的です。

 児童たちは向浜事務所ホールで当社の概要や合板の仕組み、工場見学の注意点などについて説明を受けました。社有林『アキプラの森』の間伐材を活用した『オリジナルなべしき』にふれながら合板の仕組みを知り、木育用絵本「木のはなし」を読みながら身の回りにある合板製品や合板ができるまでの過程、木材資源の循環などを学びました。

 工場内に入った児童たちは積み上がった丸太や合板、大きな機械が動く様子に一様に驚いていました。合板が作られる工程を順番に進みながら説明を聞いていくうちに、工場内の状況にも慣れた様子が見られ、実際に出来上がった合板を触りながら製品ができる様子を肌で体験していました。

 工場見学後には質疑応答が行われ、児童たちからは「1日でどれくらい合板を生産しているんですか」「あれだけたくさんの合板を作って置いておくスペースは足りなくならないの」「どうして会社名が秋田プライウッドなの」「どんな木を使ってるんですか」など次々に質問が飛び出し今日学んだ中で感じた疑問を解決しようとしていました。
 また30センチ四方の単板を折り曲げる体験を通して、さらに合板の構造にも理解を深めてもらいました。

 2021年11月22日(月)と11月25日(木)の2日間にわたり、高校生のうちに職場を体験し働くことへの理解を深め社会を学ぶ一環として、秋田県立雄物川高校の生徒合計57名が向浜工場を見学しました。
 向浜事務所ホールで会社案内DVDを視聴しながら、当社の概要や取り組み、日本の木材量や森林蓄積量、森林資源などについて理解を深めてもらいました。工場を見学する際の注意事項を伝えた後に、複数のグループに分かれて工場へと向かいました。

 工場見学後にホールに戻り質疑応答が行われました。「就職はどのような高校が多いか」「高卒社員の最初の仕事は」「女性社員はどういった仕事をやるのか」「社員の年齢層は」など高卒での就職に向けた質問、「製品製造に気温の影響はあるのか」「木の種類で加工方法が違うのか」といった当社の製品への質問、「目標のために力を入れていること」「仕事中によく考えること」「やりがいを感じること」など社会人としての姿勢や働くことへの質問など働くことへの具体性を持った質問が寄せられました。今回の見学を通じて社会で働くことの想像を広げるきっかけとなった様子でした。

 若者の県内就職による地元定着が秋田県の重要課題の一つです。今回の見学が児童、生徒たちにとって、地元企業を知るきっかけとなり、仕事に対する意識を持つことで将来的に県内就職につながることになれば地元企業として大変うれしく思います。
 当社では、地域を担う若者の育成を支援するため、工場見学のご依頼を受け付けております。今後も若者の県内定着を促し地域社会に貢献できるよう努めてまいります。

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