建築設計事務所やカフェ、テナントから構成され「街や暮らしをもっと豊かに」という想いのもとで生まれた多機能施設「NiWa(にわ)」が2025年12月6日、秋田市楢山にオープンしました。小野琢也建築事務所のリニューアルに伴う今回のオープンにあたり、当社の超厚合板の積層面が壁面や床材として採用され、街の交流の場となる施設に温もりある空間づくりを演出しています。

「NiWa(にわ)」は堀や建物に隠れがちな「中庭」をあえて開放することで誰もが立ち寄れる心地よい空間としてデザインされ、建物内からは落ち着いた中庭を眺めることができます。当社の超厚合板(112mm厚)は、建築事務所入口の壁面や建物1階の床材に使用されお客様を出迎えています。


小野琢也建築事務所のネームプレートが掲げられた壁面


超厚合板の積層面で施工された1階の廊下


1階廊下の手すりにも超厚合板の積層面が使用
温かな空間が広がる1階のカフェ「Limelight」
木を基調としたオフィスの小野琢也建築事務所 当社は合板の木口の積層面を「魅せる」ことで意匠性を高め、建築物の内装の木造化を図ることによって「都市に森」を増やし、長期の炭素貯蔵効果が得られるよう【新コンセプト合板】の提案をしています。
今回の「NiWa(にわ)」のオープンの他にも、サッカーJ2のブラウブリッツ秋田のクラブハウス内や一般住宅のリフォームなど、法人・個人を問わず様々な場面において【新コンセプト合板】の利用拡大に努めています。


ブラウブリッツ秋田のクラブハウスの壁面に「特殊厚合板」を使用
一般住宅リフォームで積層面(12mm厚、22mm厚、32mm厚)が採用
事務所の壁面に厚さ12mm、15mm、18mmの3種類を市松模様状に配置 【新コンセプト合板】の広がりによって国産材の利用が拡大し、森林資源の循環利用による二酸化炭素の吸収効果や木材製品の持つ炭素の貯蔵効果がさらに発揮され、2050年カーボンニュートラルの実現やSDGsの達成に大きく寄与することができます。
当社は『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守りながら、国産材合板の活用方法を追求し、地球環境の保護と持続可能な社会の実現に向けて貢献して参ります。

「街を豊かにする場所に 秋田市楢山 複合施設『NiWaオープン』」
(秋田魁新報2025年12月18日掲載)
(秋田魁新報2025年12月18日掲載)