日刊木材新聞に「木づかい運動感謝状」贈呈が掲載されました

秋田プライウッドなど10社に 「木づかい運動感謝状」贈呈

 さきごろ「木づかい運動感謝状」の贈呈式が行われ、農林水産大臣感謝状と林野庁長官感謝状が辻健治林野庁長官から各受賞者へ贈呈された。
 木づかい運動感謝状は、国産材の供給または利用拡大に大きな功績があり、国産材の意義や良さについて普及啓発活動を実施している民間事業者に、感謝の意を表するため昨年度から贈呈が姶まった。2回目となる18年度は、安藤直人東京大学大学院教授を審査委員長とする審査委員会により次の10事業者の受賞が決まった。
 農林水産大臣感謝状は秋田プライウッド(秋田県、井上篤博社長)、協和木材㈱、(福島県、佐川広興社長)、齋藤木材工業㈱(長野県、齋藤廣社長)、飛騨産業(岐阜県、岡田賛三社長)。林野庁長官感謝状はウッティかわい(岩手県、澤田令社長)、(協)フォレスト西川(埼玉県、大河原章吉代表理事)、(協)東濃地域木材流通センター(岐阜県、金子一弘代表理事)。(財)日本木材総合情報センター理事長感謝状は、丸新製作所(秋田県、櫻庭弘視社長)、フォレストコーポレーション(長野県、小澤仁社長)、有限責任中間法人もく(木)の会(大阪府、藤田佐枝子代表)。
 辻長官はあいさつのなかで、受賞者の国産材利用に敬意と感謝の意を示した。また、来年度は原木の安定供給を目的とした協議会を各都道府県に設置、林家の施業意欲を高める取り組みも行うと述べ、高まる国産材への需要に対し原木の供給体制確立を約束した。
 各受賞者は「林業振興と地域の活性化を目指し、今後も秋田及び隣県の国産材を使い、国産材製品を全国に届けたい」(井上社長)、「昨年は24時間稼働できる工場を新たに整備した。八溝山系に眠っている材を有効活用し、消費者と森林環境に役立ちたい」(佐川社長)、「地球環境に貢献する今の仕事に誇りを持ち、今後も国産材の普及に取り組んでいく」(齋藤社長)、「日本の杉を家具に用い、圧密化やデザイナーとの協力などで杉の良さを引き出し世界に発信する」(岡田社長)、「山林経営と集成材事業の両軸で国産材利用を進めていく」(澤田社長)、「地の利を生かし、首都圏で飯能地域の材を広めていきたい」(大河原代表理事)、「われわれが川上と川下をつなぐ鍵となり、双方の情報共有、発信をより重視していく」(金子代表理事)とそれぞれ今後の抱負を語った。
 (財)日本木材総合情報センター理事長感謝状は、3月13日午前10時30分から南青山会館大会議室で贈呈される予定。

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