2018年12月2日、東京都新木場にて第5回「全国合板1枚作品コンペ」の表彰式が開催されました。全国合板1枚作品コンペには、当社も会員の日本合板工業組合連合会が主催団体のひとつとして参加し、広く作品を募集しました。このコンペは、壁の中、屋根裏、床下など主に裏方の木質建材として住まいの安全を支えている合板を家具、造形、美術・工芸に活用して作品づくりを競い、合板の新たな可能性、魅力を引き出す作品が表彰されるものです。

第5回のコンペ応募作品は、北は北海道から南は沖縄県まで全国各地から集まりました。表彰式では主催者を代表して浅田茂裕実行委員長(埼玉大学教育学部教授)が挨拶し、続いて来賓代表として猪島康浩林野庁林政部木材産業課長から作品へ賞賛の言葉をいただきました。
当社の井上篤博代表取締役社長は日本合板工業組合連合会の会長として主催団体代表の挨拶を行ない「合板メーカーの立場から一枚の合板が芸術作品になることに驚嘆するとともに今後も合板の可能性をより広げていきたい」と述べました。


井上篤博日合連会長

全国から集まった力作の数々

合板の可能性が広がります

受賞した岸本さん(右)と井上会長
林野庁が策定した「森林・林業再生プラン」で国産材の利用目標として定められている「2025年までに日本の木材自給率50%以上」を達成するため、当社ではあらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)を活用するAKG50作戦を展開して国産材の利用促進に努めております。


国産材合板で制作したロングベンチ

合板を活かしたアート作品「ヤッホーの壺」

全国の高校生が競う会場に合板を提供

「すべって育てる! フルーツ畑」
過去には2割を下回っていた木材自給率ですが、全国的に国産材の利用が広く推進されたことで2017年時点で36.1%まで上昇しています。木育活動や様々なイベントを通して多くの方から国産材に親しみを感じていただくことで、森林の循環を促し、森林環境を保護することにつながります。当社はこれからも国産材を主原料とする高品質な合板をお客様へ提供していくとともにAKG50作戦を推進し、国産材合板のさらなる可能性を追求して日本の森林再生に貢献してまいります。