2022年1月、オリジナル門松が本社玄関に飾られ新しい年が始まりました。世界に一対だけのこの門松にはスギ、カラマツ、トドマツ3樹種のむき芯が使用されています。合板の製造過程で発生するむき芯を活用して作られたこの門松は、あらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)を活用する「AKG50作戦」の一環です。




昨年9月に林野庁は木材自給率を41.8%と発表しました。2011年から10年連続で上昇となり、1972年以来48年ぶりに40%台に到達しました。合板の国産材自給率も47.0%と前年から1.7ポイント上昇して、全体の自給率増加の要因となりました。
木材自給率50%の実現に向けて政府や業界全体が国産材の利用に積極的になっていることで木材自給率は着実に上昇しています。

当社でも木材自給率50%の目標達成を目指して、あらゆるところに(A)国産材(K)合板(G)を利用する「AKG50作戦」を展開しています。イベントの資材など様々な場面で、幅広く合板を活用してきました。また、門松に使用されているむき芯は男鹿工場の潮風ギャラリーや花壇などのガーデニングなどにも活用されるほか、木材チップとしても利用されるなど無駄なく活用されています。
合板などの木質建材を一般住宅から公共まで多くの建築物に使用することは、炭素を長期間にわたり固定することになるため、大気中の二酸化炭素の濃度上昇を抑制することにつながります。

選挙ポスター掲示板

秋田県産杉合板による空間づくり

エコステーション

コンクールの作品展示



当社をはじめとする森林・木材産業は、大気中にある二酸化炭素を固定化できる最先端に位置しており、地球温暖化防止はもちろん、持続可能な開発目標SDGs、2050年カーボンニュートラル達成にむけて大きく貢献することができます。そのためには『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守り、森林の適切な更新と整備を行い、森林資源を持続的に利用することが必要不可欠となります。
当社は、国産材合板のさらなる活用を通して、林業・木材産業の成長によってSDGsの達成に貢献してまいります。