2023年も脱炭素社会の実現、SDGsの達成に努めます!

 2023年1月、オリジナル門松が本社玄関に飾られ新しい年が始まりました。世界に一対だけの門松には合板の製造過程で発生するむき芯を活用しています。今年も「GO(合板)!700!」をキャッチフレーズとして国産材合板の利用をさらに拡大していきます。

本社玄関に設置されたむき芯門松
スギ、カラマツ、トドマツのむき芯

 最新の木材自給率は41.1%(2021年)となっており、2020年に約半世紀ぶりに回復した40%台を維持しています。合板の総需要量はコロナ禍前の水準まで戻り、全体の自給率を押し上げる要因の一つとなっています。
 当社でも原木の素材生産及び苗木生産の能力向上をめざし、森林事業をさらに拡大させ木材自給率の上昇に貢献できるよう努めてまいります。

2021年の木材自給率は41.1%(2022年9月発表)

 当社は「森林・林業基本計画」で策定された合板用材の国産材利用量年間700万立方メートルの目標をめざして「GO(合板)!700!」をキャッチフレーズとして掲げており、国産材の利用をさらに促進するため合板の活用方法を追求しています。これまでも選挙ポスター掲示板、スポーツチームの試合会場など様々な用途で合板を活用してきました。男鹿工場の防音壁はむき芯が利用されており、潮風ギャラリーとして絵画や標語コンクールの作品を展示しています。
 当社が製造する国産材合板をはじめとする伐採木材製品「HWP(Harvested Wood Products)」の持つ炭素貯蔵力は脱炭素社会の実現に大きく貢献できます。

秋田県産杉合板を使用した
選挙ポスター掲示板
男鹿地区中学生の
健全育成標語コンクールコンクールの
作品展示
秋田杉間伐材合板を利用した
エコステーション
秋田ノーザンハピネッツ
観客席への合板活用
当社事務所の食堂の
広葉樹合板を活用したテーブル
住宅への国産材合板の利用

 私たち森林・木材産業は、大気中にある二酸化炭素を固定化できる最先端に位置しており、地球温暖化防止はもちろん、持続可能な開発目標SDGs、脱炭素社会の実現にむけて大きく貢献することができます。そのためには『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守り、森林の適切な更新と整備を行い、森林資源を持続的に利用することが求められます。
 当社は、国産材合板のさらなる活用を通して、林業・木材産業を成長させながら地球環境の保護、地域への貢献を果たしてまいります。

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