移動型おもちゃ美術館「木育キャラバンin秋田」に協賛!

 2023年4月29日(土)、30日(日)の2日間にわたり移動型おもちゃ美術館「木育キャラバンin秋田」(主催:あきたグッド・トイ委員会)が秋田拠点センターアルヴェ(秋田市)で開催されました。「東京おもちゃ美術館」(運営:特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会、東京都新宿区四谷)から300種類もの木のおもちゃが運ばれた会場は多くの家族連れで賑わい、温もりを感じる木のおもちゃでの遊びを楽しみました。
 当社は「森林・林業基本計画」で策定された合板用材の国産材利用量年間700万立方メートルの目標を目指してキャッチフレーズ「GO(合板)!700!」を掲げて国産材の利用促進を図っています。本キャラバンの木の遊びを通して国産材の『木のファン』を作ろうとする趣旨に賛同した当社は今回の秋田市開催をサポートしました。

※「木育キャラバンin秋田」は(公社)国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド公募事業」の助成事業です
「木育キャラバンin秋田」告知チラシ

 「木育キャラバン」は魅力ある地域資源や自然、そして森林を見つめ直し、地域活性化に繋がるきっかけ作りの役割を担おうと年間約40カ所以上の会場で開催されています。
 たくさんの良質な『木のおもちゃ』でたっぷりと遊びこむことで国産材の『木のファン』となり、さらには森や樹々など『自然に思いを馳せる』人が増えていくような「木」と「おもちゃ」、そして「人」との出会いの場となっています。
 会場にはままごとや楽器、世界の積み木、乳児が初めて遊ぶおもちゃなどワクワクするおもちゃが広がりました。各ゾーンにおいて子どもたちは動かす、並べる、積み上げる、音を鳴らすなど五感をフルに使って思い思いに遊んでいました。存分に楽しむ子どもたちの一方で親たちは、木の温もりや香りによる癒しを感じられる時間を過ごしていました。

 キャラバンの目的の一つである「その地域ならではの木や森の特徴を伝える場」として「あきたの木工製品展示コーナー」では秋田犬のオブジェや木製の自転車など秋田の豊かな木工製品が展示されました。
 また、東京おもちゃ美術館ディレクター・おもちゃコンサルタントの岡田哲也さんを講師に迎えた「あそびを見つけるワークショップ」も開催され、木のおもちゃを通じて親子が同じ目線になって色々な「遊びのたね」を見つける時間となりました。

「ORAeアキタファニチャー」の製品を中心に展示
遊びながら親子のコミュニケーションを深めたワークショップ

 会場の中央には「ワンサイズの板」を積み重ねて建物や乗り物、動物まで作れるフランス生まれの木製ブロック「KAPLA®(カプラ)ブロック」で遊べる来場者参加型スペースが設けられました。一枚を置いたらその上にもう一枚重ねるだけのシンプルな遊び方ゆえに子どもたちの豊かな創造性を見ることができました。

 「木育キャラバンin秋田」は2日間で3,000人を超える来場者が訪れました。また大学生など30名を超えるボランティアを含めた多くのスタッフが運営にあたりました。来場者とおもちゃの架け橋となったのは運営スタッフであり、木のおもちゃを介して世代を超えた交流が生まれ、多くの方々が木にふれて、木を感じられる貴重な機会となりました。
 木は大気中にある二酸化炭素などの温室効果ガスを吸収し炭素を固定化することで地球温暖化防止に大きく貢献できる存在です。このようなイベントを通じて多くの方が木の素晴らしさに気づき木への関心が深まることは社会全体で森林づくりへの理解を深めることであり当社が目指している姿です。
 当社は今後も国産材合板の利用を拡大しながら森林資源を循環利用し、持続可能な社会の実現と地域社会への貢献を果たしてまいります。

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