合板の製造過程で発生するむき芯を活用した世界に一対だけの門松が飾られて2025年がスタートしました。今年も合板の新たな活用方法の提案を通じて、建築物のさらなる木造・木質化を促進し脱炭素社会の実現に向けた木材利用を拡大していきます。




昨年実施した向浜工場厚生棟の木質化リノベーションにおいて、従来は主に「建物の構造用」として「平面」で利用されてきた合板を、合板の「木口の積層面」を「魅せる」施工方法を採用することで、デザイン性や意匠性を高めるという「合板の新たな活用方法」の提案を行いました。
また、サッカーJ2「ブラウブリッツ秋田」のチームの拠点となるクラブハウスでも壁や廊下腰壁に当社の「内装材杉小町」や選手用ロッカールームに「秋田杉合板」が使用されるなどクラブハウス内の木質化が実現しました。
建築物のさらなる木造・木質化によって木材製品や木質空間への関心が高まり、森林県秋田の林業・木材産業の成長化、SDGsやカーボンニュートラルの実現につながります。






当社は「GO(合板)!700!」を掲げて「森林・林業基本計画」で策定された合板用材の国産材利用量の年間目標700万立方メートルを目指して、国産材の利用をさらに促進するため合板の活用方法を追求しています。選挙ポスター掲示板、木製品や展示会への資材提供など、これまで様々な用途で合板を活用してきました。
当社が製造する国産材合板をはじめとする伐採木材製品「HWP(Harvested Wood Products)」の持つ炭素貯蔵力は脱炭素社会の実現に大きく貢献できます。



私たち森林・木材産業は、大気中にある二酸化炭素を吸収・固定化することで地球温暖化防止はもちろん脱炭素社会の実現、SDGsの達成に大きく貢献する最先端な事業を展開しています。
2025年も当社は「合板の新たな活用方法」を提案し、森林資源を持続的に活用する森林経営を実践しながら木材利用を拡大させて地球環境の保護、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。
