県内で木を扱う事業者と秋田公立美術大学が豊かな暮らしを彩る多彩な木工製品をともに製造、発信するプロジェクトで、当社も参加している「ORAe(オラエ)アキタファニチャー」の展示販売会が3月1日~3月10日にわたって秋田市文化創造館を会場に開催されました。27の事業者・団体が100を超える製品を出品し、秋田の木工職人や作り手の高い技術力を実感できる機会となりました。







当社の合板を規格サイズに成形する際にカットされる切れ端を活用した「The carbon stock」と名付けられたミニテーブルとキャビネットが参考出展されました。「究極のカーボンストック」をコンセプトとして製作されたこれらの製品は、合板による炭素固定化だけでなく、合板の製作過程で発生する、通常は燃料として利用される端材まで活用して、炭素貯蔵力の最大化を図るという思いが込められています。
「The carbon stock」シリーズは秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻、今中隆介教授によってデザインされ、高度なものづくり力を持つ萩原製作所様により製作された炭素固定化と高いデザイン性を両立する製品です。



秋田県内在住の障がいのある方々の芸術作品の展覧会「第9回あきたアート はだしのこころ」が2月21日~26日にわたって、にぎわい交流館AU(あう)多目的ホール(秋田市)で開催され、絵画や写真など約160点が展示されました。この展覧会は秋田市が主催し、障がいのある人の芸術表現活動を支援するNPO法人「アートリンクうちのあかり(安藤郁子代表)」が企画・運営を担い、作品の多くは秋田県内在住の障がいのある方々から公募されました。
何度も塗り重ねた色鮮やかな絵画や大きな布に思い思いの色を付けた作品など自由な発想に富んだ力作が集まりました。





障がいのある人・ない人の生きる営みから生まれてくる様々な「表現」を広く社会に開くための事業を通し、誰もが生きる実感を持ち、お互いの違いを認め、自分らしく豊かに生きることのできる社会の実現を目指して活動する「アートリンクうちのあかり」。「あきたアート はだしのこころ」は障がいのある人、ない人、すべての人で分かち合う場として2015年より毎年開催されています。
当社は「アートリンクうちのあかり」の事業内容や「あきたアート はだしのこころ」の開催目的に賛同して、公募された力作を展示するボードに使われる6mm厚と12mm厚合板、ボードの足として使われるむき芯100本を提供しました。木の温もりを感じる合板展示ボードに思いが溢れる作品の数々が飾られたホール内は心が温かくなる空間となりました。



当社は「GO(合板)!700!」をキャッチフレーズとして合板用材の国産材利用量年間700万㎥の目標を目指し、国産材の利用促進に努めています。今後も「ORAe」メンバーとのコラボレーションや展示会やイベントなどへの素材提供を通じて合板の活用を推進していきます。
2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、当社の国産材合板をはじめとする伐採木材製品「HWP(Harvested Wood Products)」の持つ炭素貯蔵力を最大限生かしていくことが求められています。森林資源の循環利用や積極的な木材利用の推進によって持続可能な社会の実現に貢献して参ります。