当社向浜工場の厚生棟で実施した木質化リノベーションは、合板の新たな活用可能性を提案することによって木材利用の拡大を図り、需要の掘り起こしによる林業・木材産業の成長化を目指すとともに、建物の木造・木質化を進めることによって長期的な炭素貯蔵が可能となり脱炭素社会の実現に資するものです。
このように、木材利用を促進することが今後ますます重要になっていくことをお伝えするありがたい機会を頂戴し、当社の取り組みをメディアで取り上げていただきました。

秋田県内の企業に対して資金、技術、情報化など様々な支援を行っている「公益財団法人あきた企業活性化センター」が編集・発行している、月刊情報誌「BICAKITA(ビックあきた)」vol.524(2025年3月号)内の「経営探訪」に当社の紹介記事が掲載されました。「経営探訪」は積極的な経営展開を図っている県内企業の経営理念や今後の展望などを紹介しています。
また、日刊秋田建設工業新聞が発刊する住まいの情報誌 「家・DAN(かだん)」 Vol.187(2025年3月号)で合板活用の新たな可能性について、当社向浜工場の厚生棟の木質化リノベーションを紹介する記事が掲載されました。
厚生棟木質化リノベーションでは、ミーティングルームに合板の「木口の積層面」を「魅せる」ことでデザイン性を高めた壁面を採用し、これまでは建物の「構造用」として使用されることが多かった合板に意匠性を付加。「内装材 杉小町」で仕上げた壁、当社のフローリング「コニファーエース」6柄を採用した床、住宅事業部で加工される「金物工法プレカット」をあしらった廊下部分、階段の踏板(ステップ)には36㎜厚の「CLT」を施し中板部分の木口の年輪が揃って見えるよう木製家具を意識した仕上がりとするなど、当社とグループ各社の製品を実際に「見て」「触れて」「感じて」いただくことができる【ショールーム】としての機能を整備しました。皆様にもぜひご体感いただければ幸いです。






2050年カーボンニュートラルの実現、SDGsの達成を目指す中、森林資源の循環利用による炭素の吸収効果、非住宅建築物の木造・木質化による長期の炭素貯蔵効果など、木材利用の拡大がさらに求められています。
当社は『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守りながら、国産材合板の需要の掘り起こし、利用の拡大に貢献して参ります。
