親子で様々な創造力を育み、楽しむ「あきた まちのえき 夏」に素材提供

 秋田駅ビル「アルス」地下1階に作品展示やワークショップ、地元食材を使ったカフェ出店やオリジナル商品の販売など様々なブースが集まった「あきた まちのえき 夏」が2025年7月18日にオープンしました。小学校の夏休みに合わせて親子で様々な創造力を育み、楽しむことができる多くの体験ブースや仕掛けが用意されています。
 8月24日までの期間にトークイベントなど様々なイベントの開催が予定され、アーティストやクリエイター、料理人、学生、起業家、観光客などが往来・滞在・交流して新しい「まち」を醸す場となります。

 「あきた まちのえき」は2025年1月17日~2月16日に初開催され、当社のむき芯材などが会場ディスプレイとして活用されました。今回も当社は杉合板(6mm、12mm、24mm、28mm)やむき芯材、木材端材などを提供、多くの来場者を迎えるための温かな空間づくりに役立てられています。
 カフェにある休憩スペースには、12mm杉合板を天板としたテーブルが設置されている他、「trunk」では運営ブース内に合板で「ヒトハコ」と名付けたレンタルボックスを作り、公募で集まった27名によって雑貨や編み物、書籍など多種多様な作品が展示されています。

カフェの休憩スペースに設置された合板テーブル
「trunk」ブースに集まった個性豊かな作家たちによる作品
「PARK-いきるとつくるのにわ」ブースの合板製本棚
木や紙など様々な素材で新しい作品を創る「ソウゾウカンラボ」ブース
やさいとアイスの販売所「SCOOPS」の商品棚の支柱にむき芯材を活用
当社もメンバーである「ORAeアキタファニチャー」の木工製品の展示販売

 この「あきた まちのえき」は、JR東日本と東京藝術大学が締結する包括連携協定に基づいた、「アート」を軸とした新しいサービス・価値の提供を目指す取り組みの一環で、東京藝術大学が培ってきた多様な芸術の在り方をJR東日本グループのネットワークを活用して地方へと届けて芸術の力で新たな活気をもたらす地方創生を目指しています。秋田を拠点に既存のメディアでは取り上げられないような小さな声を発信・共有し、すべての人が生きやすい環境を目指す「trunk」と秋田公立美術大学をはじめとする幅広いネットワークを活かし、アートやデザインの力でさまざまな活動に取り組む「NPO法人アーツセンターあきた」が運営しています。
 遊びと学びが融合した子どもの可能性を広げるデジタル体験イベント「SOZOW(そうぞう)フェス Akita 2025 Summer」が8月6日まで同時開催されます。「SOZOWフェス」ではユーチューバーになって車掌アナウンスを体験、魚を自由にデザインできるデジタル水族館、スマホをセットするVRゴーグルづくりなどAIやプログラミングという最先端のデジタル体験を通して子どもたちが自らのアイデアや好奇心を形にすることができます。「SOZOWフェス」はオンラインによる子ども向け教育事業を展開するスタートアップである「SOZOW株式会社」が運営しており、小助川将代表取締役(秋田県由利本荘市出身)は今回のイベントが子どもたちにとって遊びの中で学びにつがる機会となり、秋田の子どもたちにデジタルやAIを知るきっかけとなって欲しいと挨拶しました。

主催者である東京藝術大学日比野勝彦学長からのビデオメッセージ
「SOZOWフェス」開催で故郷秋田に恩返しできたと話す小助川代表取締役
「あきた まちのえき 夏」「SOZOWフェス」の出展者
最先端デジタル体験ができる「SOZOWフェス」は東北エリアで初開催

 当社は「GO(合板)!700!」をキャッチフレーズに、合板用材の国産材利用量年間700万㎥の達成を目指し国産材の需要拡大に努めており、様々なイベントへの合板・素材の提供やコラボレーションによって合板の新たな活用方法を追求しています。
 カーボンニュートラルの達成や脱炭素社会の実現に向けて、当社の国産材合板をはじめとする伐採木材製品「HWP(Harvested Wood Products)」の持つ炭素貯蔵力を最大限生かしていくことが求められています。木材利用や木質化をさらに推進していくため今後も様々な機会において合板を活用して参ります。

木に親しむ機会をつくる「ソウゾウカンラボ拡大デー」に素材提供
「ORAe(オラエ)アキタファニチャー」の展示販売会で「The carbon stock」シリーズを参考展示
障がいのある方々の芸術作品の展覧会「第9回あきたアート はだしのこころ」に合板やむき芯を提供

 「あきた まちのえき」は期間中に様々なイベントが行われるなど、毎日のように「まち(イベント空間)」の様子が変わっていき、繰り返し会場を訪れることで新たな出会いを見つけられる仕掛けとなっています。何度も会場に足を運びむき芯ディスプレイをはじめとした木材製品に見て触れてもらうことを通じて、木を感じ、木に対する関心が高まる機会となることを期待しています。
 当社は人々が交わり・集えるまちづくりに貢献できるよう国産材合板の利用拡大を図り森林資源の循環利用を通じて持続可能な社会の実現を目指して参ります。

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