新入社員研修 会社と地域に貢献への第一歩

 当社は新入社員を対象に、社会人の心構えや自己管理の仕方、ビジネスマナーなど社会人としての基礎的能力の習得に加え、当社の理念や事業の理解を深めることを目的として研修を実施しています。2026年4月、新たに仲間となった新入社員6名が研修に臨み、社会人としての第一歩を踏み出しました。
 当社は【地球環境の保護と住環境の充実】を目指して社員が社業に努めることができるよう、新人育成プログラムやキャリアアップの機会を創出しています。

 企業の研修を専門として、会社や組織ごとに異なる課題にオーダーメイドの研修で応える「株式会社ビィ・ウィズ(秋田市・中安留美代表取締役社長)」を講師に迎えて「新入社員ビジネスマナー研修」を行いました。
 挨拶や言葉づかい、立ち居振る舞い、名刺交換、電話応対など社会人としての基本スキルから、組織内でのコミュニケーション力、SNSやメールのデジタルマナー、仕事における優先順位の付け方、メンタル面の強化など、基礎的なものから実践的なビジネススキルまで5回にわたって学ぶことができるカリキュラムとなりました。

5回にわたる研修のメイン講師を務めた中安社長

 社会人の言葉づかいを学んだ後に行われた電話応対の練習では、相手の組織名や名前を正確に聞き取り、メモに残す大切さを覚えるとともにやり取りが正しい言葉づかいで行われ、新入社員であっても会社を代表して対応していることを意識することを学びました。電話応対をその場で録音できる機器を使い、二人一組となって電話を架ける側と受ける側で実践。普段聞くことがない自らの声の大きさや明瞭さ、スピードなどを実際に聞きながら、話し方はトレーニングによって改善できることを身をもって感じていました。

聞き漏れ、聞き間違いがないように「聞き直す」ことも大切

 仕事に向かう姿勢を学ぶ時間では、同僚や先輩とコミュニケーションを図っていけるのか、ノルマを達成できるのか、会社に貢献できるのかなど学生から社会人へ立場が変化したことによる不安を共有し、これから業務を円滑に行っていく上で必要な他人への共感や相手の立場を考慮する重要性を理解しました。
 また「私の好きな秋田プライウッド」をテーマとした秋田プライウッド社を研究する時間では、合板生産量が日本最大級である、森林資源の循環利用によって地球環境へ貢献している、炭素を貯めた合板を作っている、日本の住宅づくりを支えている、工場のトイレが木質化されていて安心する、美味しくて量が多く安い社食など新入社員たちはボードにアピールポイントや自慢したい部分を列挙して、プレゼンテーションの練習を行うとともにあらためて自らの会社への理解を深めました。

ボードに記したことを忘れずこれからチャレンジしていくことに期待

 自分の価値観を知るカードゲームでは「遊び心」「好奇心」「美」など様々な価値観が書かれたカードを取捨選択していき、最後に残った7枚で自分の価値観を考える時間に。現在の価値観と向き合うことで自分の今の状況を知り、目標に気づきを得ることができました。これから共に働いていく同期たちがどのような価値観を持つ人物かを知ることができた貴重な機会となりました。この経験を通じて自分を見つめ、仲間を認めることで同期として互いの理解が深まり切磋琢磨し会社を支えていく存在になっていくよう期待しています。

自らを知り、相手を知ることの大切さを学んだ新入社員

 4月14日には株式会社秋田銀行本店営業部の皆様を講師に迎え、新入社員マネーセミナー「ゆとりある未来のための資産づくり~ライフイベントに必要な"お金"のハナシ~」と題して教示を受けました。
 はじめに環境に配慮した取り組みとデジタル技術の活用を推進する「グリーン・デジタル社会」についてや、人材育成と働き方改革などの日本の経済政策の説明がなされ、「金融教育」が必要となっている現状が紹介されました。その上で家事や健康管理、コミュニケーション能力などの「生活スキル」の一つとして、お金に関する知識や判断力である「金融リテラシー」を身に付けることで自分の生活を良くすることにつながることを学び、学生時代と社会人の収入と支出の関係の違いを実際に書き出して収支バランスを見比べながら家計管理の基本を確認しました。
 夢の実現のためや将来の住宅資金などの「ライフイベント」に備えて計画的に資金を準備する必要性を理解した新入社員たちは、社会人としてこれからのお金との付き合い方に様々な思いを巡らせている様子でした。

 4月16~17日の2日間、木材・合板博物館(運営・公益財団法人 PHOENIX)が主催する「ウッドマスター(基礎)講習会」の講義がオンラインによって行われました。基礎コースでは新規採用者を対象に森林・林業・木材産業に関する川上から川下までの基礎知識を身につけるための講義と実習を行います。
 温暖化防止と森林・林業・木材利用、森林認証制度と合法木材、林業や木材の基礎知識、合板などに使う樹種解説、これからの木造建築などのカリキュラムを通じて、合板メーカー、森林・木材産業従事者としての心構えを持ち意識を高める機会となりました。

 品質保証課の社員による研修では、品質の良い製品づくりのために仕事の安全が最優先されることについて、自社の製品である合板の品質や安全性をチェックする品質保証課の業務内容の紹介を通じて説明しました。
 はじめに、品質保証課の澤木美晴が合板の製造工程をおさらいしながら、「蒸す」工程が不充分だと合板に割れが発生することを例に挙げて、各工程で気を付けるポイントがあるとして、良い品質の製品は工場全体で作り上げられることを伝えました。
 進藤和也課長補佐は製造業の「安全第一・品質第二・生産第三」の考え方を説明しながら、安全第一の続きに品質と生産の関係があって、品質の良い製品をお客様に提供することが、売り上げとその後のリピートにつながり、会社に利益をもたらすとして、生産よりも品質が優先される理由を説明しました。新入社員たちは品質保証課の研修を通じてお客様に喜んでもらえる製品をつくることが自分のためになることを理解しました。

 当社グループ企業の合板販売を担うアイプライによる研修では、より多くの合板をお客様に届けるための営業活動について、営業部佐々木理司課長が営業の基礎知識、販売している合板の種類などを通じて説明しました。
 合板がお客様に届くまでには商社や問屋、工務店、ホームセンターなどを経由して製品や代金が動いていく「商流」を伝えて自社の商品、サービスの流れに理解を深めてもらいました。構造用合板が木造住宅の壁や床・屋根に使用されることで、地震や台風に対して強い建物が出来上がることを図で示し、地震の多い日本において安全で快適な暮らしを支えている構造用合板の役割を紹介しました。
 強固な建物として住環境を充実させ、炭素を貯蔵して気候変動対策に貢献する製品としての合板を日本国内に行き渡らせるため、アイプライは合板販売会社として効率良く販売していくための仕組みづくりを行っていることを伝えました。

 今回の研修を通じて、新入社員たちは知識やスキルだけでなく、働くことの意義や責任、そして仲間とともに成長していく大切さを学びました。ここで得た経験は、今後仕事をしていく上で乗り越えていく課題を前にした時に大きな支えとなるはずです。
 当社は今後も人材育成を重要な取り組みの一つと位置づけ、社員一人ひとりが自らの可能性を広げ、持続可能な社会の実現に貢献できる人材へと成長していくことをサポートして、国産材合板の利用拡大、地域社会への貢献を果たして参ります。

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