脱炭素社会、持続可能な社会のために「エコプロ2022」でPR!

 2022年12月7日(水)から9日(金)にわたり、「エコプロ2022」(主催:一般社団法人サステナブル経営推進機構、日本経済新聞社)が東京ビッグサイト(東京国際展示場)を会場に開催されました。エコプロは環境や自然災害対策などの総合展示会「SDGs Week EXPO」の中で1つの展示会として開かれており、他に「社会インフラテック」「カーボンニュートラルテック」「自然災害対策展」「ウェザーテック」の展示会が同時に開催されました。
 24回目を迎えた今回はSDGs Week EXPO全体でおよそ500社の企業や団体が出展しました。3日間で6万人を超える来場者に対して、脱炭素に貢献する素材やリサイクル製品などを紹介し持続可能な社会の実現に向けた取り組みを発信しました。

 秋田県と秋田県地下資源開発促進協議会の合同ブースで当社の秋田杉間伐材合板のサンプルが秋田県リサイクル認定製品として展示されました。
 県ブースでは金属鉱物や石油天然ガス、地熱などの恵まれた地下資源や、県内のリサイクルに取り組む企業などの紹介、廃棄物の減量化とリサイクル関連産業の育成・活性化を図るための「秋田県リサイクル認定製品」がPRされました。2004(平成16)年に「秋田県リサイクル製品の認定及び利用の推進に関する条例」が施行されてから252製品(2022(令和4)年4月1日時点)が認定を受けており、循環型社会の実現をめざして県民や事業者が一体となって取り組まれています。
 当社の合板サンプルを前に立ち止まる来場者もみられ秋田県のリサイクルの取り組みをPRする一端を担いました。

内装材杉小町、針葉樹構造用合板のサンプル展示

 「SDGs Week EXPO」と銘打たれた展示会のため、2050年カーボンニュートラルの実現、脱炭素社会の実現をめざす技術や取り組みの出展に注目が集まりました。
 「森と木で拓くSDGsゾーン~森と木のある暮らしの提案~」は「ウッドデザイン賞2022」の受賞作を通して、SDGs達成に貢献できる「持続可能な森づくり、木づかい」などによって新たな産業の創出・地方創生や森と木のある豊かな暮らしを提案していました。
 「ウッドデザイン賞」は木の良さや価値をデザインの力で再構築して優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し表彰する顕彰制度です。2015年に創設され今回で8回目を迎えました。今年度からこれまでの最優秀賞「農林水産大臣賞」に加え、新たに「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」が最優秀賞として創設されました。
 森林や木材の持続的な利活用がカーボンニュートラル実現やSDGs達成、地球温暖化防止にむけて大きく貢献できることに多くの来場者が理解を深めていました。

「ウッドデザイン賞2022」受賞作紹介コーナー

 当社が所属する東北合板工業組合は東京合板工業組合と合同で出展し、国産材合板や間伐材合板の紹介を通して地球温暖化対策に貢献への取り組みを紹介しました。
 当組合は子ども向け木育用絵本「木のはなし」のキャラクターがデザインされた壁面パネルを使用しながら、「木は伐って、使って、植える」の大きなテーマを掲げ、合板ができるまでの工程や身の回りで使われている合板などの紹介をしました。
 合板のカットサンプルや各種パンフレット、実際の丸太などの様々な展示を通じて、脱炭素社会、持続可能な社会の実現に向けて大きく貢献できる合板の存在をPRしました。

 今後、脱炭素社会の実現に貢献するための技術や製品の重要性がさらに高まり、企業は持続可能な社会の実現に貢献できるような事業展開が欠かせない状況となっています。
 当社は『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守り、国産材合板の積極的な利用によって森林資源を持続的に活用する森林経営を実践し、地球環境の保護、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

TOP