
森林県である秋田県はスギ林が人工林の大多数を占め、スギ林のおよそ50%が50年生を超え本格的な利用期を迎えており、秋田スギを「伐って、使って、植える」という森林資源の循環利用が求められています。地域材の秋田スギを使用することは安定的な生産・供給を可能とし地域の雇用と林業を支えることや地球温暖化防止に貢献することができます。
森林県秋田でスギ王国でもある県内で秋田スギ、秋田スギ合板の利用を拡大するために各部、各課、グループ会社の垣根を越えて社員が集まりどのようなプロモーション活動が必要かを話し合いました。



秋田スギの利用拡大には何が必要かという基本的なところをスタート地点にして、ブレインストーミングが行われました。香りのリラックス効果や製品としての強度、環境保護への貢献度などイメージから実用性まで社員一人ひとりから自由に様々な意見が出され、意見が書かれた付箋でホワイトボードを埋めていきました。
ブレストをふまえて集まった意見を元に秋田スギをPRするパンフレット作成に向けた会議も行われました。秋田スギや秋田スギ合板を今こそ使わなければいけない理由を数字やグラフ、写真を用いながら、秋田スギの良さが分かる、伝わるような紙面構成とすることになりました。



秋田スギ・秋田スギ合板PRツールの第1弾として作成した紹介パンフレット(A3二つ折り)をご紹介します。
秋田県におけるスギの現状やスギの特徴、県産スギ合板のメリット、県産スギ合板の施工事例などを紹介しながら、秋田スギを選ぶ理由や秋田県産スギ合板が地球と地域にもたらす好影響、当社のオールスギ合板の製品としての充分な強度について訴求しております。 トップページにあるバナーよりダウンロードをしてご活用ください。

配置した印象的な表紙

当社が貢献できる内容を紹介する裏表紙

特徴やメリットをグラフや写真を使い紹介
2023年4月に、向浜第一工場のホールを会場に表紙などに使用するためのイメージ画像の撮影を行いました。背景の壁には春の統一地方選挙で選挙ポスター掲示板として使用された当社製の6ミリ厚構造用合板、床にも当社製のフローリング「コニファーエース」を位置して秋田スギ合板を使用した住宅をイメージできる撮影セットを構築しました。
撮影モデルとして協力してくれたのは当社社員、家族の子どもたちで、秋田スギ合板撮影セットで過ごす様子を通して環境にやさしい製品であることや、子どもたちの未来のために秋田スギを選び使うことの重要性をアピールしています。



同日撮影モデルとなってくれた子どもたちと親たちによる親子工場見学も開催しました。秋田スギ合板をPRするための画像素材を得ることや製造工程を目の前にした社員家族からのフィードバックにより良い製品づくりに役立てることを目指して見学は行われました。また自らが職場内で働く様子を子どもたちに実際に見てもらうことで働くモチベーションを高めることも目的としています。







「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指す中で二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの吸収源となり、炭素を固定化する機能を持つ森林への期待が高まっています。そのためには『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守り、森林の適切な更新と整備が求められています。
当社は、日本最大級の合板メーカーとして秋田スギ合板の利用を拡大しながら森林資源を循環利用し、持続可能な社会の実現に向けて地球環境の保護への貢献を果たしてまいります。