2023年12月25日、ハローワーク秋田管内の高等学校進路指導を担当する教諭等を対象に新規学卒者の地元就職の促進を図ることを目的とした職場見学会が行われました。
秋田市とハローワーク秋田が主催した見学会は秋田市内3事業所で行われ、事業所の一つとして当社向浜工場が選ばれ、教諭・就職指導員等に当社の事業内容や職場環境について理解を深めてもらいました。

見学には男鹿海洋高校、男鹿工業高校、支援学校天王みどり学園、秋田大学教育文化学部附属特別支援学校、秋田県教育庁、ハローワーク秋田学卒部門、秋田市企業立地雇用課の担当者計9名が訪れました。工場見学では丸太から単板にして、単板を貼り合わせて合板を製造する一連の工程で当社社員から説明を受けながら日本最大級の合板生産量を誇る現場を実感してもらいました。
また苗木を生産する育苗施設にも訪れてもらい『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という地球温暖化防止、脱炭素社会実現に資する森林資源の循環利用が当社の重要な事業内容の一つであることをPRしました。




当社はこれまでも職場訪問やインターンシップの受入れ、企業ガイダンスや就職促進セミナーへの参加を通じて若者の県内就職による地元定着促進への貢献に努めてきました。
ガイダンスでは、企業概要の説明の他、オリジナルなべしきと30センチ四方の3枚の単板によって、厚さを比べたり、折り曲げたりして実際に触れることで、合板の仕組みを学び、合板を身近に感じてもらいます。工場見学では広い場内で大きな機械が稼働する中で、社員が安全第一で働く様子を目の当たりにしながら合板製造に対する姿勢を感じて、職場環境について学んでもらっています。
生徒たちが実際に見てふれて体験、体感をしてもらうことが当社や合板への充分な理解につながると考えています。






秋田県では進行する人口減少への対策が喫緊課題となっていますが、そのためには将来を考え、進路を決めようとする高校生や中学生に対して、秋田で働く意義やメリットを継続的に発信する必要があります。
当社は今後も地元企業として、工場見学やインターンシップ、企業ガイダンス等において、県内企業や秋田で働くことの魅力をアピールして、高校生の県内就職の促進を図り若者の県内定着に貢献できるよう努めていきます。