秋田林業大学校研修生、北秋田市立鷹巣中学校生徒が向浜工場を見学!

 当社は秋田県内の学校や研修機関からの見学依頼を積極的に受け入れて若者の県内定着に資するため、工場見学を通して地元企業の魅力や秋田で働くことの良さなどを発信しています。
 2024年5月16日、北秋田市立鷹巣中学校の生徒2名が進路選択や将来設計に生かしていくことなどを目的とした見学のため当社向浜工場を訪れました。

 鷹巣中学校では総合学習の一環として、地域の産業に触れることを通してふるさとの産業への理解を深め、進路選択や将来設計に生かそうとする心を育てることをねらいとして「地域で働くということ」にスポットを当て活動しています。
 地域貢献に注力しながら事業を展開する当社にとって地元秋田で働くこと意義やメリットを伝える機会を得られることは大変うれしいことであり、当社の事業内容を紹介しながら地元秋田で働き、生活していくことの良さや楽しさも伝えました。

 工場内や育苗ハウスで当社社員からの説明を受けて戻った生徒たちからは、企業理念5つの誓いをどのような理由で決定したのか、仕事で誇れることは何か、仕事をする上で一番好きなことは何か、仕事をしていて良かったことは何かなどの質問があり、生徒たちにとって地元秋田の企業について理解を深める機会となりました。

 2024年5月17日には秋田林業大学校(秋田県林業トップランナー養成研修)2年生14名が当社向浜工場に訪れ視察研修を行いました。秋田県は2015年に秋田林業大学校を開校し、実践的で実務重視のカリキュラムや少人数制の研修により社会や企業が求める専門的な技術を持ち地域を支える「若い林業技術者」を養成しています。

 見学は4班に分かれて各班に当社社員が一人ずつ付き各工程で説明をしながら行われました。森林で伐倒した原木が工場に運ばれて単板となり、そして合板になるまでには様々な工程があることを目の当たりにした研修生達は熱心に説明に耳を傾けていました。研修カリキュラムとして学んできた素材生産、木材加工について実際の現場で見て聞いて、実践的に習得できた様子でした。

 原木に求められる品質、合板の出荷先、原木生産者に求められる資質などに理解を深めてもらった今回の研修。見学後にはホールに戻り質疑応答が行われた他、30センチ四方の単板3枚重ねて折り曲げる体験を通して、合板の構造や強度に理解を深めてもらいました。
 当社には秋田林業大学校修了生が複数名在籍しており、インターンシップの研修も受け入れてきました。秋田林業大学校は「国の宝は山なり、山の衰えは即ち国の衰えなり」として秋田杉の保護と育成に尽力した秋田藩家老の渋江内膳政光の言葉を理念としています。森林資源を循環させて事業を展開する当社はその理念に強く共感し、将来の秋田の林業を担うため秋田林業大学校を今後もサポートしていきます。

 今回の見学を通じて仕事に対する意識が向上し秋田で働きたいという気持ちが高まることを地元企業として強く願っています。
 当社はこれからも森林資源の循環活用の推進と国産材合板の利用拡大を図り、地球環境の保護に貢献しながら、地元秋田の企業として、秋田で働くことの良さを発信して若者の県内定着のため貢献していきます。

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