大森山動物園ホンドタヌキとインドホシガメに木材チップを提供!

 秋田市大森山動物園の動物たちが快適に生活できるよう当社の合板やむき芯、木材チップを提供しています。合板は屋根や壁に、むき芯は小屋に、木材チップは地面に敷いてもらうなど様々な用途で活用していただいています。
 2024年5月23日、向浜工場で新たにホンドタヌキとインドホシガメの展示場で使用するための木材チップの回収、運搬作業が行われました。

 コンクリート地面となっている展示場では、動物の赤ちゃんが地面に落下してケガを負うことや固い地面が足へ負担をかけることによる歩行障害などの危険性があります。当社の製造過程で生じるむき芯材を細かく砕いた木材チップを地面に敷き詰めることでちょうど良いクッションとなり動物たちから危険を回避させることができます。
 ホンドタヌキの展示場では半分は土場、もう半分はコンクリート面となっており、コンクリート面ではタヌキの足裏がすり減り歩行に支障をきたしていました。木材チップを敷き詰めた地面によって歩行の改善が図られることを期待されています。
 インドホシガメの展示場では以前提供したユキヒョウの展示場から一部を分けてもらっていましたが、古くなったため更新する必要がありました。
 それぞれの展示場で飼育スタッフによって敷き詰め作業が行われ、足裏に負担の少ない地面となりました。

木材チップの地面となったホンドタヌキの展示場(大森山動物園提供写真)
木材チップの地面となったインドホシガメの展示場(大森山動物園提供写真)

 以前ユキヒョウの子どもに木材チップをプレゼントしましたが、展示場を走り回ったり、チップをかじって遊んだりと気に入ってくれたようです。今回もホンドタヌキ、インドホシガメたちは新しくフカフカのチップが敷き詰められた展示場をすっかり気に入ってくれたようです。
 動物園は生き物たちの生態にふれることで「命の大切さ」を感じることができる貴重な時間と機会を提供してくれて、動物たちの姿から地球環境を守る大切さにも理解を深めることができます。
 当社はこれからも動物園の取り組みにより共感しながら、動物たちのため国産材の活用を推進し、森林資源を循環させて地球環境の保護に貢献してまいります。

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