船川第一小3年生が男鹿工場を見学!~地元企業を知り働くことを知る~

 当社は地域貢献活動の一環として、小・中学校、高等学校、高等専門学校及び大学、特別支援学校などからの職場見学依頼を積極的に受け入れています。
 2023年6月26日、男鹿市立船川第一小学校3年生22名が「工場で働く人々の仕事」をテーマに、工場の仕事の内容や働いている人たちの工夫を知ることなどを学ぶ社会科学習で当社男鹿工場を訪れました。

 地元男鹿の小学生とあって当社の名前を知っている児童がほとんどでしたが、どのような仕事をしているのか詳しく知っている児童は少ないという状況からスタートしました。
 はじめに「合板がどのように使われているか」を室内の壁や床を例に説明しました。児童たちは合板の実物に触れながら興味深そうに聞き入り、家を建てるために使われていることを理解した様子でした。
 次に合板の構造や強さを学ぶためオリジナルなべしきと30cm四方の単板を手にとってもらいました。3枚の単板の木目が同じ方向であれば簡単に折り曲げられるのに対して、真ん中の単板の向きを90度変えて直交させると折り曲げにくくなることが分かると児童たちは一様に声を上げて驚き、合板への興味が一気に湧いた様子でした。

単板を貼り合わせて作られたものが合板であることを体験を通じて理解する児童たち

 次に合板の製造現場である工場の見学へと移ります。工場構内を進んでいくとまず始めに積み上げられた丸太の量に圧倒された様子でした。ロータリーレースや単板を乾燥させるドライヤー、単板の貼り合わせを行う機械、合板検査機などスケールの大きい機械を目の当たりにして一様に驚いていました。
 児童たちは驚きながらも引率した社員に質問をし、熱心にメモを取って合板製造の工程を学んでいきました。

 合板の製造現場の見学を終えた児童からは、「工場で動いている機械の大きさにびっくりした」という率直な感想や、「工場で働いている人は何名ですか?」「仕事で気を付けなければならないことは?」「同じ機械は何台ありますか?」「1年に何本くらいの木を伐りますか?」など質問も次々と寄せられました。
 大きな声で感想や質問を口にする児童たちからは今回の見学がとても有意義のあるものとなったことが伺えました。

今回の見学は楽しかったと手を上げてくれた児童たち

 社会科見学は教室や教科書では学べないことを実際に目で見て学ぶ好機となります。また自分たちの身近な地域にはどんな企業があって、どんな仕事があるのかを知ることは地元男鹿への理解を深められる機会ともなります。実際に働いている人たちを見ることで地元企業をさらに知りたいという気持ちになり、地元男鹿で働きたいと思う児童が一人でも増えてくれれば私たち地元の企業としては大きな喜びです。
 当社では、これからも積極的に工場見学・職場見学を受け入れて地域を担う若者育成を支援しながら、地元男鹿への貢献してまいります。

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