誰もが楽しめるスポーツ「モルック」日本大会が秋田で開催!

 フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の「第11回モルック日本大会in秋田」があきたスカイドーム(秋田市雄和)で2024年11月9日~10日にわたり開催されました。モルックという木製の短い棒でスキットルと呼ばれる12本の木製のピンを倒して競うもので、ボウリングとダーツを組み合わせたようなスポーツであり、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で性別を問わず楽しむことができます。
 当社は、モルックが木製のツールを使ったスポーツで木材利用の推進につながることや、老若男女や障がいの有無に関係なく皆が共に同じフィールドで競技できるユニバーサルなスポーツであることに共感し、東北地方での初の公式大会となった秋田開催の会場内に設置するボードやフラッグへの掲出などを通じて協賛を行いました。

東北地方の選手はもとより全国から約1000人の選手たちが参加
フィンランドカレリア地方の伝統的なクゥッカ(kyykkä)というゲームを元に開発

 モルックを投げて3~4m離れたところに並べた12本のスキットルの倒れた内容によって得点を加算していき、先にピッタリ50点を得点した方のチームが勝ちとなるスポーツです。スキットルを1本倒すとそのスキットルに書かれている「数字」が、複数本倒すと倒れた「本数」が得点となります。50点を目指してスキットルを倒していくというシンプルなルールですが、50点を超えると25点へと減点されることや、ゲームが進むにつれてスキットルが広範囲に散らばり、狙いを定めるのが難しくなってくることもあって技術や戦略もちろん運も重要な要素となってきます。

 日本モルック協会(JMA)は皆が楽しく健康で平等な、誰一人取り残されないサステナブルな社会の実現を目指し「SDGs」の達成に向けて取り組んでいます。
 特別な設備や広いスペースを必要としないモルックは老若男女障がいの有無に関係なく気軽に楽しめるスポーツであることから、SDGsのゴールのうち「3.すべての人に健康と福祉を」「5.ジェンダー平等を実現しよう」に貢献しています。またJMAはモルックの普及活動に「適切に管理された森林から産生された木材を使用したモルックセットのみ」を使うことで、参加者が持続可能な森林の保全・管理に関心を持ってもらうことを目指し、大会や体験会で使うモルックセットは何度も繰り返し使用することとしています。これは「12.つくる責任つかう責任」「15.陸の豊かさも守ろう」に貢献しています。

 全国各地から集まった約1000人が会場の各コートで予選を戦い、難易度の高いスキットルを見事に倒した選手には歓声が上がり、見事な投げには敵味方に関係なく拍手して盛り上がる様子が見られました。企業名入りのロゴボードやロゴフラッグなどが選手たちの熱戦を見守っていました。

見事予選を勝ち抜いたチームによる決勝戦が特別コートで開催

 年齢や性別、体力を問わず、ハンディも関係なく誰とでもプレーできるモルックは、その参加しやすさもあり年々競技人口が増えており、健康増進のための生涯スポーツとしても位置づけられています。日本モルック協会が開催する公式大会での参加エントリー数は毎回1,000人を超えるような規模に成長しています。
 モルックという競技が持つSDGs達成への貢献や木製ツールを使用するスポーツ性は当社が行っている社会への貢献に共通するところがあります。当社はこれからも国産材合板の利用拡大を図り、持続可能な木材利用に努め、持続可能な社会の実現に向けて地球環境の保護と地域への貢献を果たしてまいります。

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