2025年11月17日、「秋田港国際コンテナ定期航路(1995年11月開設)」の開設30周年を祝し、今後のさらなる発展を祈念する「秋田港国際コンテナ定期航路開設30周年記念式典(主催:秋田県環日本海交流推進協議会・秋田県)」が秋田キャッスルホテルで開催され、長年にわたり航路の発展に貢献した荷主企業や船社が感謝状の贈呈を受けました。

秋田港の国際コンテナ定期航路は1995年に韓国の釜山航路が開設されスタートしました。現在は週6便が運行され釜山港などを経由して東南アジアやヨーロッパなどと結ばれており、日本海側の国際コンテナ拠点港の一つとなっています。
30周年を迎えるにあたり当社の合板が「木製品及びコルク製品」の輸出量を支えていることに評価をいただき今回の感謝状を受けることとなりました。式典では、荷主企業や商社、船社日本総代理店、秋田港船社代理店の24社に感謝状が贈られ、当社から湊 賢一営業課課長が出席して神部秀行秋田県副知事より贈呈を受けました。




主催者あいさつで、秋田県環日本海交流推進協議会の辻良之会長、神部秋田県副知事、沼谷純秋田市長より出席した企業へ感謝とお祝いの言葉が述べられました。辻会長からは今後も船社や荷主企業にとって使いやすい港となるよう官民挙げて取り組むとともに、地域住民にも愛される港になるよう努めていくと決意が表されました。
感謝状の贈呈後には秋田県産業労働部商業貿易課から「秋田港の概況について」の報告、国土交通省東北地方整備局の藤井政人副局長から「東北港湾を取り巻く情勢について」の記念講演が行われ、今後のさらなる秋田港の利用拡大に向けて会場全体で理解の共有が図られました。





コンテナの取扱量は2019年に過去最高の51,204TEUを記録しましたが、新型コロナウイルス感染拡大後は減少に転じ2024年は30,807TEUとなっていますが、日本海側拠点港として今後も機能強化がなされ利便性の向上が推進されていきます。

(秋田魁新報2025年11月20日掲載)