「なまはげ柴灯(せど)まつり」は、秋田県男鹿市に受け継がれてきた民俗行事「なまはげ」を、神事として厳かに再現する冬の秋田県を代表する伝統行事の一つです。「なまはげ」は地域の暮らしや信仰と深く結びついた来訪神であり、2018年にユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、祝福をもたらす来訪神「なまはげ」を目の前で見るため国内外から多くの観光客が訪れるようになりました。
今年のまつりは2月13日から15日までの3日間にわたり開催され、多くの来場者が躍動する「なまはげ」の姿に圧倒されながら、来訪神の御利益を授かっていました。


63回目を迎える「なまはげ柴灯まつり」の特徴は地域住民が担い手となり、世代を超えて行事を継承している点にあります。毎年、関係者やボランティア、地元企業など地域の多くの方々の協力によって開催されていて、無形民俗文化財としての価値を「見せる」だけでなく、「守り、伝える」場でもあり、地域文化の保存と次世代への継承を支える重要な機会となっています。
当社は地元企業として県外や国外へとアピールできる観光コンテンツである「なまはげ」行事を未来へ継承していくため「なまはげ柴灯まつり」の開催を支援しています。


社殿へ続く石段に並ぶスポンサー企業名入りのぼり旗
まつりの開催を支える企業名を紹介する案内看板当社は男鹿で操業する企業として「なまはげ柴灯まつり」などの行事・イベント開催の支援を行うとともに、男鹿工場「潮風ギャラリー」で市内の小・中学生が描いた絵画や地域の防犯意識の向上を高める標語の展示、昨年12月に男鹿水族館GAOに5年ぶりとなるホッキョクグマの赤ちゃんを出産したホッキョクグマ「モモ」に産室づくりのための木材チップをプレゼントするなど地域を盛り上げるために様々な活動を行っています。
潮風ギャラリーでは小・中学生の力作が船川海岸通りで出迎える
標語コンクール入賞作品がインターネットやSNSの危険性への意識を高める
アダプト・ロード・プログラムで船川海岸通りの美化に取り組む
木材チップをプレゼントして出産に臨んだホッキョクグマ「モモ」を応援
スクールバス整備事業への協力を通じて子ども達の安心・安全な通学に貢献
「男鹿に活力と夢を」と打ち上げられる男鹿日本海花火の開催を支援祭りの舞台となる真山神社は、山岳信仰の霊場として知られ、国家安泰、武運長久、五穀豊穣、海上安全の守護神として古くから地域の人々が祈りを捧げてきた由緒ある神社です。境内に焚かれる柴灯(松明)の炎は、神を迎える清めの火として神聖な雰囲気を創り出します。燃え盛る炎、雪景色、祝詞の響きが一体となった来訪神を迎え入れるための厳粛な儀式が非日常の世界へと来場者を誘い、なまはげ行事の根底にある信仰を体感させます。
男鹿地方独特の祓い神楽を奉納する「湯の舞」
台帳を手に家々で訓示を残す「なまはげ行事再現」
家内安全、五穀豊穣を願う「なまはげ太鼓」
山から姿を現す「なまはげ下山」では、荒々しさの中にある威厳と来訪神としての神秘性、その勇壮な振る舞いや「ウォー!」という雄叫びを目の前に畏怖を感じざるを得ません。来場者は来訪神なまはげの存在感をあらためて強く感じた様子でした。
山から下りる前の「なまはげ入魂」では、神(しん)の入った面を若者達が授かり雄叫びを上げながら、その場で大きく足踏みをしてなまはげと化して、山へと戻っていきます。
まつりの締めくくりは、男鹿市内各地域の特色あるなまはげが境内に登場する「里のなまはげ乱入」。お気に入りのなまはげと記念撮影を行うなどしてふれあう時間となりました。







「なまはげ柴灯まつり」は、男鹿の自然、信仰、暮らしが一体となって作られた、来訪神文化を体感できる貴重な機会です。真っ白な雪と燃え盛る柴灯火が作り出す非日常空間で、人類の大切な無形文化遺産としての価値を実感することができるまつりは、これからも未来へ向けて大切に受け継がなくてはなりません。なまはげの戒めは人間の道徳教育につながっていて、変わることのないなまはげの教えは変化していく現代にこそ必要といえます。
当社は男鹿で操業する企業として、未来を受け継いでいくべきなまはげ行事の開催を今後も支えながら、男鹿市が目指すまちづくりに今後も尽力して参ります。
